種子島の南種子町指定文化財のオニバス、種は食べることも可能、南種子町指定文化財
オニバスってご存じでしょうか?現在オニバスの生息地の南限は種子島の南種子町になっています。
このため南種子町では、平成7年9月28日に、町指定文化財に指定されています。
写真のオニバスは、幅が大体80cmですが大きいものだと1mを超えることが有るそうです。
オニバスとは
オニバスについて、まずウィキ先生から引用します。
オニバス (鬼蓮、学名: Euryale ferox) は、スイレン科に属する一年生水草の1種である。水底の地下茎から葉柄を伸ばし、夏ごろに巨大な葉を水面に広げる。葉の表面には不規則なシワが入っており、葉の両面や葉柄にはトゲが生えている。夏に紫色の花を水上につけるが、開花しない閉鎖花を水中に多くつける。
本種のみでオニバス属 (Euryale) を構成する。名に「ハス (バス)」とあるが、ハス (ハス科) とは遠縁である[4]。また葉が大型で葉や葉柄に大きなトゲが生えていることから、「オニ」の名が付けられた[4][8]。ミズブキやハリバスなどともよばれる (右和名欄参照)。
出典: ja.wikipedia.org
写真は、南種子町で私が撮影したオニバスです。1年草なので、同じ場所でも毎年見つけられるわけではないのですが、たまたま偶然に発見したものです。
オニバスについて追加説明
オニバスはスイレン科の一年生浮葉水草で、小さな薄紫色の花が咲きます。
葉や茎に産毛みたいなケガ有りますが、これはトゲで、素手で触ると微細で細かいトゲが刺さってチクチクと痛みますから取り扱いには注意が必要です。
このトゲがあることから『鬼蓮(オニバス)』と呼ばれる所以です。
オニバスは、種子島の南種子町にある宝満の池、大浦川の古川、または種子島宇宙センター内の水源地で発見されています。
オニバスの生息にはマガモがオニバスの種子を運ぶ必要が有ると言われています。
つまりマガモが池に居ることが必要条件であると言えます。
オニバスを種子島で見つけたら!
オニバスを見つけたら、その写真を撮っておくと良いでしょう。
また種が今でも珍しい所で発見したら、写真と共に町役場に連絡すると良いでしょう。
新しい記録になるかも知れません。
オニバスの葉はかなり大きい
大きいもので1mを超えるそうですが、私が見たものは最大でも約80cmくらいでした。
大きな葉は、池などの流れがない所、よどんだ感じのところの水面に浮かんでいます。
近隣は水草のヒシなどに覆われている場合も有ります。
オニバスの種は、なんと食用になるけど、葉には微細なトゲが
オニバスは、水生植物の一種で、学名 Euryale ferox です。これは、世界中の淡水に生息し、特に東アジアに多い種類です。オニバスは、硬い種子を持ち、それらは食用に適しています。
戦時中の食糧難の時代は、食べるものが無いため、内地でもオニバスの種を好んで食べられたそうですが、現在は食している方はまずいないと思います。
日本国内では、種子島が南限として生息することが知られていますが、以前は沖縄県などでも確認された記録が有りますが、現在の南限は鹿児島県の南種子町となっているようです。
逆に種子島より南で発見されると困るのですが…。
オニバスは種子島の湖や池、河川などの淡水に生息していますが、その深さは1m程度までと限られています。浮草ではないので、根が池の底に届く必要が有るためと思われます。
オニバスの葉は、羽毛みたいなトゲが厄介
オニバスを素手で触ると、かなりの痛みを感じます。葉の表面に有る羽毛みたいな毛は、トゲとしててに刺さります。
無数のトゲが刺さりますので、オニバスに触った当日はチクチクして眠れない状態になります。
私の場合、軍手をつけていたのですが、はまるで役に立ちませんでした。
知らずに触りまくって、手に細かいトゲがてに刺さっていて、夜中に手ははれ上がってチクチク痛くて眠れなかった思い出が有ります。
半日くらい苦しむ羽目になりましたが、知らずに素手で触った私の場合、もっとひどい状態になっていたかも知れません。。
オニバスを触る場合は厚手のゴム手袋、出来れば2枚重ねがお勧めです。
オニバスの種はカモが食べてることも有り、食用になるってことで鍋に入れてみましたが、何の味もしませんでした。種の部分は、水中に有ることから、手に刺さる細かいトゲはないのですが、見た目にトゲが有ります。
今のところ、私の場合、オニバスの種を鍋に入れて食べてますが、問題なく生きていますので、食用にするよりも乾燥してヤフオク等で売った方が高く売れそうです。
また、近くに生息しているヒシの実(四面体の実です)も松ぼっくり同様に、装飾目的でネットで販売できるそうで、後で聞いて悔しがった思い出があります。
オニバスを探して
南種子町では、以前オニバスが生息が確認された池は、定期的に調査をしているようですが、生息地が年々減少しているようです。
オニバスの保護活動は特に行われていませんので、今後の生息地の減少が危惧されます。
私もオニバスを探すために、池にボートをレンタルしてくまなく探しましたが、見つけることは非常に稀でした。
今はオニバスがどうなっているか非常に心配です。また、オニバスの種は、ちょっと手ベてみればよかったと後悔しています。
オニバスの種は、絶滅を防ぐために、大事に保管すべきかも知れません。
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種子島の南種子町指定文化財のオニバス、種は食べることも可能 まとめ
種子島の南種子町はが南限とされるオニバスですが、内地でも見ることは可能です。
オニバスは、種子島の方でも見ることは少ないと思いますが、それくらい貴重です。
万が一、種子島の池などで見つけたら、周辺を含め、写真に収めておきましょう。
オニバスの種は貴重です。乾燥しても後で発芽可能なようですので、将来の絶滅を防ぐためにも保存しておくと良いでしょう。(私のように全部食べてしまっては駄目かと思います)
また、オニバスの葉は素手で絶対に触ってはいけません。極細のトゲが手に刺さって苦しみますから、厚手のゴム手袋は必須です。
種子島の豊かな環境が未来まで守られることを望んで。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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