小笠原諸島父島に行くならぜひ行きたい場所は、ずばり南島です。
南島ツアーや、ホェールワッチやイルカとのドルフィンスイムでも行くことが出来ます。
日常では有りえない景色と生態系に触れてみてはいかがでしょうか?
小笠原諸島父島の南島の扇池と陰陽池、世界自然遺産のマイマイについて
父島南西沖にある南島は、沈水カルスト地形という石灰岩特有の特殊な地形です。
鋭くとがった石灰石が見られ、下手にこけると血だるまになってしまいますので、慎重な歩行が必要です。
父島の南島なら、ヒロベソカタマイマイの貝殻や半化石が残っているなど、貴重な小さな無人島です。
現実離れした美しい景色や、海鳥、ウミガメの産卵跡を身近に見ることも可能です。
ただし、この島では特別な利用ルールが有りますので厳守しましょう。
南島へは、南島利用ルールを遵守
南島へは南島利用ルール遵守です。
現地でも説明を受けますが、おおむね次の通りです。
・南島は腕章を着用した東京都自然ガイドが同行しないと上陸できません。
・南島では、南島の植物を守るために、定められた経路以外は利用できません。
・東京都自然ガイドの指示に従って下さい。
・ガイド1人が担当する利用者数の上限は15人です。
・植物を踏むことが無いようルートには足場となる石が埋め込んであります。その上を歩くようにしましょう
・南島のあらゆるものの持ち出しは禁止です。南島に何も持ち込まず、何も持ち帰らないようにしましょう
・南島への上陸の際に靴やサンダルなど履物の裏を海水で洗います
※2023年6月1日より、2003年以降、植生回復のため入島禁止期間が設けられていましたが、2023年6月より入島禁止期間が無くなりました。
併せて、最大利用期間・利用者数の上限および入島禁止期間の設定は無くなりましたが、南島への滞在時間は2時間程度とされています。
※南島へは、東京都の事業者のステッカーが交付されている業者のザトウクジラホエールウォッチング、マッコウクジラフォエールウォッチング、ドルフィンスイム、チャーターボート、シーカヤックで行くことができます。父島で専門業者の船に乗るのが確実です。
南島の入り口階段から島の中を進みます。
南島は、波が荒いと上陸できない場合が有ります
南島に上陸するために入る湾(鮫池)は、その入口が狭く、岩礁もあるため、船にとっては難所と言える場所を通過せねばなりません。
そのため海況や風向きが悪いときは湾に入ることができません。
つまり、せっかくお金を払っても、南島への上陸観光ができないことがあります。
こういう時は、念入りにイルカと泳がせてくれたりしますが、運不運雲が有るのは事実です。
また、晴れている方が写真撮影には最適ですので、天気予報を確認してツアーに申し込むと良いかもしれません。
扇池の高台からの景色です。
南島の高台からの風景です。
南島扇池が見えてきました!
他の観光客のチームが見えます。
あまり混雑しないよう、順番に観光している様子ですs。
南島で超有名な扇池
ここが小笠原諸島の南島で最も有名な扇池です。
もちろん泳ぐことも可能です。
南島で滅多に紹介されない陰陽池の風景
南島には、超有名な扇池がありますので、この『南島の陰陽池』は紹介されない場合が多いです。
この池、淡水なのに、枯れたことがない伝説の池として地元では伝わっているそうです。
また、この場所は外部の海の波音や風の音が聞こえないという不思議な空間です。
何とも不思議な池ですが、なぜか紹介されない場合が多いです。
陰陽池からの南島の風景です。なんとも言い難い景色です。
陰陽池手前の真っ白な砂地です。
かなり広い真っ白な砂地です。
小笠原諸島の「世界自然遺産」としての価値
小笠原諸島の豊かで独特な自然は、平成23年6月にフランスのパリで開催された第35回世界遺産委員会において、世界自然遺産の4つの評価基準(『自然景観』『地形・地質』『生態系』『生物多様性』)のうちの『生態系』の評価基準に合致するとして評価され、同年6月29日に世界自然遺産として登録されました。
実は、世界遺産委員会の審議では、小さい島でありながら、小笠原でしか見ることのできない固有種の割合が高いことに加え、マイマイ(カタツムリの仲間)や植物において、進化の過程がわかる貴重な証拠が残されていることが評価されて登録されています。
簡単に言えば、『マイマイ』のお陰で、小笠原諸島は世界自然遺産になったとも言えるのです。
これがマイマイの半化石です。南島で沢山見ることが出来ます。
こんな貝殻のお陰で、世界自然遺産に登録されているんですね。不思議です。
ガイドブックにはなかなか乗っていない父島のマンホール
父島には素敵ですs晴らしいマンホールが有ります。
これ気になりますよね。実はとってもレアーなマンホールになのです。
父島には、大変素敵で貴重なマンホールが13か所あります。案内図でどこにあるかわかりやすく表示されています。
簡単に現地に行けますので、時間が有ればすべて写真に納めれば良いでしょう。
マンホール上の落ち葉を払ってから撮影すると良いです。
マンホールマニアが欲しがる小笠原村のマンホールカード
現地の小笠原村観光協会で住所氏名を記入すれば、一人1枚無料で貰えるマンホールカードですが、マンホールマニアの方々にとっては、喉から手が出るほど欲しい(ネットでは時価数千円、いや1万円?)貴重なマンホールカードです。
このカードをゲットするためには、東京ー小笠原間の高額な船賃と、旅行期間1週間が必要ですので、なかなか手に入れることが出来ないのです。
父島に行った際は、是非ゲットしてください。(転売せずに大事にしていただけると嬉しいです)
小笠原村では、かなりの店や宿で、東京都の『しまぽ通貨』が使えるのも魅力です。
7,000円で10,000円分の『しまぽ』が買えますので(東京都の補助の都合で上限80,000円までや、有効期限が在りますので、十分検討して購入してください)、かなりお得です。
『東京都、しまぽ』で検索すれば、すぐにヒットしますので、是非調べてみてください。
首無し二宮尊徳像について
父島には2つの二宮尊徳(二宮金次郎)像があるそうで、戦前の父島には、大村と扇村袋沢村にそれぞれ尋常小学校がありました。
夜明け山に有る二宮尊徳像は、背負っている薪の数は26本戦後ということですが、首から上が米軍兵士により切り取られ、持ち帰ってしまったため『首無し尊徳』といわれています。
夜明け山は戦績ツアーの出発点でもありますので、歴史に興味がある方はじっくり見て歩くと良いでしょう。
小笠原諸島父島の南島の扇池と陰陽池、世界自然遺産のマイマイについて まとめ
小笠原諸島父島に訪れた際には、ぜひ行きたい南島の扇池と陰陽池、また世界自然遺産の登録根拠となったマイマイについての記事でしたが、父島に行く際にが是非訪れてみて欲しいです。
最後までご覧いただきありがとうございました。