鉄浜海岸は、種子島のメジャーなサーフポイントの概要
種子島の北部東海岸に有る、鉄浜海岸(『かねはま』と読みます)は、種子島で最もメジャーなサーフポイントです。
種子島の大繁華街に西之表市街地からも比較的近くに位置し、サーフィン映画のロケ地にもなっています。海の綺麗さが写真でもはっきり出る金が島でも屈指の撮影ポイントでもあります。

鉄浜の女性サーファーさん05
鉄浜の写真で、インスタで高評価だったカットを紹介しましょう。
鉄浜海岸の場所

鉄浜海岸の眺め
Google MAPでも種子島のサーフポイントは一度に確認できますが、種子島に来たら一度は行ってみたい場所です。
鉄浜海岸の場所は地図を参照してください。西之表繁華街と反対側(東側)になります。
ポイント近くの道路には、2か所に『鉄浜海岸』という看板が有りますから、そこで海側に曲がればOKです。
2か所の案内看板は、どちらを曲がってもポイントには行けます。
私は島の南の方に住んでいましたので、自宅から鉄浜ポイントへ行くには、車で約1時間程かかりますし、住んでいた南種子町には、竹崎ポイントをはじめとしたポイントで波が立っていれば、近所で撮影していました。
したがって、鉄浜に行くことは少ないのですが、『今日の鉄浜は良いらしい』とか、『ハングリーで波が立っている』などの情報で、西之表まで足を伸ばすこともしばしば有ります。
サーフポイントを巡ると、場所により出没するサーファーさんが変わりますので、感覚的にはポケモンGOと似ています。
鉄浜海岸は、シャワー施設が有る
種子島のサーフポイントでも、シャワーが使えるサーフポイントは限られていますので、サーファーさん達は、水を車に用意していますが、鉄浜はちゃんとしたシャワーが有ります。
種子島でシャワーが有るサーフポイントは、私の思いつく範囲では以下の通りです。
- 鉄浜ポイント(シャワー・トイレ)
- 中山ポイント(シャワー・トイレ)
- 竹崎ポイント(シャワー・トイレ)
- よきの海水浴場(シャワー・トイレ)※
※よきの海水浴場は、現地には『よきの海水浴場へようこそ』という看板が有りますが、Google MAPでは出てきませんので、『能野海水浴場』で検索してください。
サーフィン映画の撮影舞台にもなった鉄浜海岸
種子島を舞台としたサーフィン映画の『ライフ・オン・ザ・ロングボード』、そして2019年公開のその続編『ライフ・オン・ザ・ロングボード 2nd Wave』は、種子島の西之表を中心に撮影されています。
もちろん、島のサーファーさん達もエキストラとして多数出演されています。
種子島は、芸能人や国内でもトップクラスのプロスポーツ選手に、普通に会えるから驚きます。
【余談/種子島エピソード】
種子島で、サーフィン映画の撮影があり、その時地元スタッフの計らいで、なんと映画のマドンナ、馬場ふみかさんとツーショットを撮っていただける機会が有りました。
マドンナ役の女優さんとの突然のツーショットという突然の幸運に、私はその時『よれよれのシャツにジャージ、ビーサン、頭ボサボサ』という格好でしたし、妙に嬉しそうに鼻の下を伸ばしていました。
波待ちポジションへのパドルで苦労するトリップの方々
サーフィン撮影ですから、海に入るサーファーさんは全員観察しています。
鉄浜特有なのかも知れませんが、サーフトリップの方でまだ初心者かと思われる方が、沖でサーファーさんが波待ちをしているポジションに向けて全力パドルで向かいますが、ショアブレイクに阻まれて何度も海岸に戻される光景を見ています。
カメラマンからすると、サーファーさんが苦しむこのシーン、実は双眼鏡で見ていて結構楽しいのですが(笑)
地元のサーファーさんは、少し南側(右側)の岩の方からカレントに乗って沖に出て、そこから左に移動してポイントに向かいます。
もちろんカレントは、日や時間によって変わりますのが、いきなり海に飛び込んで全力パドルは、筋トレ目的なら良いかと思いますが、地元サーファーさんをちょっと観察すると良いかも知れません。
鉄浜海岸は、種子島のメジャーなサーフポイントのサーフィン撮影
海岸への階段を下りると、いきなり玉石ごろごろ
機材を運ぶカメラマンにとって、足場が悪いのは転倒して機材を壊す恐れが有ります。
鉄浜海岸は、階段を下りて海岸に行こうとすると、いきなり玉石がごろごろ状態です。少し進めば砂浜になりますが、カメラマンにとっては要注意な場所です。
鉄浜の海岸での撮影は、機材を抱えて歩くカメラマンは、石ころにつまづいて転倒して機材を壊さないよう注意が必要です。

鉄浜海岸のサーファーさんと砂鉄

鉄浜海岸の親子サーファーさんと玉石

鉄浜の歩くのが大変な玉石ごろごろの風景
鉄浜海岸の砂は、黒っぽいので写真が映えない
鉄浜海岸は、その名の通り砂浜の砂鉄を採取していたことも有り、砂に砂鉄が多く混じっています。
もちろんサーファーさんは、海岸が多少黒っぽくても、医師がゴロゴロしてても気にしませんが、カメラマンはかなり気になります。
やはり南の島の海岸は、青い海と白い砂浜が定番ですから、鉄浜の海岸の写真は『何だか種子島っぽくない』写真になります。
ただ、やっぱり海はきれいですから、サーフィン撮影には何の影響は全く有りませんが、特徴として書いておきます。
鉄浜海岸のサーフィン撮影は駐車場正面一択でOK
サーフィンの撮影が出来るポイントは、トイレやシャワーが有る真正面がメインです。
そこから北の方の方や、南側の岩の裏側でサーフィンをしている場合も有りますが、玉石などで行くのが大変ですし、出来高もよろしくないです。
やはり、サーフィン撮影は、真正面で撮れる範囲で十分でしょう。
アマゾンで売れてるサーフィングッズ
波に乗るポイントが海岸から近い
カメラマンから見た鉄浜の特徴は、何といっても、波に乗るポイントが海岸から近い所と、遠いところから同時にテイクオフしてくることです。
鉄浜の波が立つポイントが海岸から近い所は、望遠レンズを使うカメラマンから見ると近すぎます。
400mmくらいの望遠レンズであれば非常に撮影しやすいサーフポイントと言えますが、私の機材は1000mmくらいですから、あまり近いと画面にサーファーさんが納まりきらないことになります。
当然、近いポイントで乗るサーファーさんが滅茶苦茶上手でも、撮りたいと思っても撮れない状態ですし、横に避けて距離を稼ごうにも、玉石ゴロゴロですからから、鉄浜の超望遠レンズでの撮影は難儀します。
ただ、サーフィンを見に来ている方なら、サーファーさんが近くに見えますから最高の場所でしょう。
鉄浜特有の、撮影を邪魔する手前の波の対策
鉄浜海岸は、波の間隔が狭いのかも知れませんが、海岸から見てサーファーさんたちが乗っている波の手前に、撮影の邪魔をするもう一つ波が立つのです。
波の状況は海底の砂など地形によって変わりますが、私の場合ですが、この『手前の波』が非常に邪魔でした。
また砂浜は、えぐれ気味で海面と高さがあまり変わらないので、大きく横にずらしたポジションからの札良いでも、サーファーさんが見えにくいのです。
対策は、なるべく高い所から撮るしか有りません。
それでも手前の波が邪魔なときは、カフェの階段下まで移動
私のサーフィン撮影を鉄浜で見たことが有る方はわかるかも知れませんが、とにかく高さが欲しくて、先ほど紹介したカフェの階段下まで移動して撮ることが多かったです。
このカフェの階段下は、ありがたいことに雨風を避けるにも最適で(前からの雨だけ対策すればよい)、雨の中の撮影でも、ずぶぬれになることはなかったのでお気に入りの場所でした。
鉄浜の波(撮影する人から見た総合)
カメラマンから見ても形の良い波が多く、撮影で誰も波に乗らななどカメラマンが退屈してしまう待機時間があまりないのも特徴です。
地元のレジェンドサーファーさんも多いポイントですし、芸能人も居ますし、次々とテイクオフしてきますから撮影が忙しいポイントです。
また、沖の数か所のポイントを次々と変えてテイクオフしてくるサーファーさんも多いので、プロサーファーさんなど同じ方を追いかける場合、見失ってしまうことが多いです。
鉄浜の波質なのか、エアーをするサーファーさんも多いです。(この辺の技術的なことはわかりません)
私が撮影していた限りでは、チューブ撮影はあまり期待できないかと感じています。
サーファーさんにとっては、チューブの位置はどこでも良いかと思いますが、サーフィンカメラマンにとっては、チューブの出口がこっちを向いていないと良い写真が撮れません。
チューブを巻いているときは、その出口側を覗けるようにカメラを位置を変える必要が有りますが、鉄浜でチューブの写真はほぼ撮れませんでした。
サーフィンのチューブ撮影を狙うなら、他のポイントの方が有利でしょう。
鉄浜は時々立ち入り禁止の表示がされる時が有る
鉄浜海岸は、稀にですが、海岸に降りる階段の前などに『入水禁止』みたいな表示がされる場合が有ります。
この立入禁止の表示は、地べたに紙を置いてその上に木の枝で押さえていたりしますので、見落とさないようにしましょう。
アマゾンで売れてるサーフィングッズ
着替えタオル サウナポンチョ サーフポンチョ 速乾吸水 長袖 防寒 全6色
マイクロファイバー100%。優しい肌触り、洗濯機で洗えます。フリーサイズ、身長を問わず幅広くお使い頂ける男女兼用ポンチョです。サーフィン後に、海上がりのストレスを軽減できます。厚手なので透けないので人目を気にせず着替え可能。
海岸の降りる道は狭くて曲がってい、ちょっと危ない
鉄浜海岸に降りていく道は、細くて曲がりくねっていて先が見えませんから、対向車の予想が困難です。
速くポイントに行きたいという気持ちはわかりますが、特に下りはいつでも止まれるくらい徐行すると良いでしょう。
ただ、南のマイナーポイントとは違って、車がすれ違うことは可能です。
海岸に降りて左手の岩場も魅力が一杯
海岸左手は、大きな岩が並んでいて、岩の上はかなり広くなっていますし、釣りを楽しむこともできます。
写真は、岩場の手前側ですが、サーファーさんはこの辺からポイントに向かう方が多いです。
岩場と砂が混じりあった不思議な場所ですが、もっと右奥の方まで続いていますので、足元に十分注意して探検すると良いでしょう。
更にその先でもサーフィンが出来ますし、岩場の平らなところから写真撮影ができますが、滅多にサーファーさんは居ませんし、サーファーさんとカメラマンとも岩場には十分注意しましょう。

鉄浜海岸の岩場での釣り人
鉄浜海岸は、種子島のメジャーなサーフポイントまとめ
種子島を代表するサーフポイントの一つである鉄浜海岸ですから、トイレやシャワーも完備されていいて、サーフィンを楽しむのに最高の場所です。
見るだけでも最高のロケーシュンですし、岩場近くでは釣りもできます。
種子島に来たら、ぜひこの鉄浜海岸に来てみてください。最高のロケーションで最高のサーフィンが出来るでしょう。
また当ブログに登場いただいているすべてのサーファーさん達には感謝の気持ちで一杯です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
https://tn-surf.com/hungry-point/