サーフィンのボードの種類にディボード(BB)と言うものが有りますが、手っ取り早くサーフィンを楽しみたい場合は、このBBがお勧めです。
プールで使うビーチボートと非常に似ていますが、これは初心者でも、サーフィンの醍醐味を味わえるからです。
カメラマンである私も、このBBを貸して頂いたことが有るのですが、生涯忘れられない体験でした。
今回は、このボディボード(BB)について、動画3本と、他写真を交えて紹介しています。
是非じっくりとご覧ください。
サーフィンのボディーボードは、子供や初心者、50代にもお勧めです!
動画の女性のボディーボーダーさん(BB)さんは、超上級者ですから、初心者の方は気にする必要は有りませんが、将来上達すればこんなに楽しめるということで、実際に種子島で私が撮影した動画を紹介しています。
サーフィンの種類には、ロングボードやショートボード、BB(ボディボード)等が有りますが、このBBについて概略
ボディボードは、1960年代後半にハワイのカイルアで発明されました。
当初は「プー・ニュー」と呼ばれ、木製の板を使用していました。その後、プラスチックの素材が開発され、1970年代にはボディボードが一般的なサーフィンのアイテムとして普及し始めました。
1970年代後半から1980年代初頭にかけて、ボディボードはプロのサーファーやアマチュアのサーファーの間で人気を集め、新しい技術やトリックが開発され始めます。
1980年代後半には、ボディボードはサーフィンのメインストリームになり、多くのショップで販売されるようになりました。
ボディボードは、長い間、サーフィンの補助的なアイテムと見られていましたが、現在では、ロングボードやショートボードと同様に、サーフィンの一つの形態として認識されていますし、プロも存在しています。
また、ボディボードには、フィンやリーシュなど、専用のアクセサリーもあり、ボディボードは、ショートボードよりも小型で軽量なため、波に乗りやすく、初心者でも簡単に扱えることから、現在でも人気があります。
このボディボードは、空力学や流体力学に基づいて設計されており、高速で波を乗り、大胆なトリックを行うこともできます。
ボディボードは、サーフィンの中でも特にアクションが激しいものとして知られており、特に若者やアクティブなサーファーの間で人気があります。
ボディボードの形状の種類や特徴について
ボディボード(BB)の形状には、多くの種類がありますが、それぞれの形状には、異なる特徴や乗り心地があります。
以下に代表的な形状とその特徴を紹介します。
・クラシック
最も一般的な形状で、丸みを帯びたノーズとテール、中央に平らなボトムシェイプが特徴です。初心者から上級者まで幅広いレベルのライダーに適しています。
・ポリシャップド
滑りやすさを重視したボディボードで、滑走面が非常に滑らかな形状です。レール(ボードの側面)がシャープで、高速でのターンやエッジング(板を傾けること)に適しています。
・ピンテール
ノーズが狭く、テールが先細りの形状で、波に対する返りやすさが高く、グリップが強いため、ターンやエッジングに優れています。大きな波にも対応できるように設計されています。
・ダイヤモンド
ノーズとテールが尖った形状で、高速走行やターンが容易にできるように設計されています。レールがシャープで、グリップが強いため、滑りやすい波や大きな波にも対応できます。
・スクエア
ノーズとテールが四角い形状で、ボードの幅が広く、安定感があります。初心者向けのボードに多く採用されています。また、クラシックな形状と比べ、少し滑りが遅く、エッジングに向いていないため、上級者向けではありません。
・テンプレート
レールが角ばっており、滑りやすい波や大きな波に適しています。フロントエッジの広いデザインで、ノーズをしっかりと抑えられるため、エアリアル(空中技)にも適しています。
・ワイドボディ
幅広のボードで、大きな波や滑りやすい波に適しています。初心者向けのボードとしても採用されています。
以上のように、ボディボードの形状には、それぞれ異なる特徴があります。
乗る波の種類やライダーのスタイルや好みに合わせて、適した形状を選ぶことが大切です。
また、ボディボードは、身長や体重、技術レベルに合わせて、サイズを選ぶことも重要です。小さすぎるボードだと浮力が不足し、大きすぎるボードだと操作性が低くなるため、適切なサイズを選ぶことが大切ですが、初めての方は、サーフショップやBBの供給者と相談すると良いでしょう。
さらに、最近では、カーボンファイバーやグラスファイバーなどの軽量かつ強度の高い素材を使用した高性能なボディボードも登場しています。これらのボードは、速度や操作性に優れ、上級者向けのものが多いです。
ボディボードは、サーフィンの中でも特に初心者にも扱いやすく、また安価に手に入れることができるため、多くの人々に愛されています。
しかし、上級者の方にとっても、波乗りの奥深さを楽しむことができるため、幅広い層におすすめできるスポーツの一つなのです。
ボディボーダーさんが足に装着するフィン(足ひれ)について
ボディボードのフィンは、足首に装着するストラップがついたものが一般的です。
これにより、フィンが外れにくくなっており、波に乗っているときにフィンが外れることを防ぐことができます。
フィンの素材には、ゴムやシリコンが使用されており、柔らかい素材でできていることが多いです。
また、フィンには形状やサイズの違いがあり、それぞれ特徴があり、フィンの形状によって、波に対する反応性や操作性が変わってきます。
たとえば、ワイドなフィンは安定感があり、テイクオフのときにより速くスピードを出すことができます。一方、狭いフィンはより操作性が高く、タイトなカービングが可能になります。
フィンのサイズについては、足のサイズや個人の好みによって異なりますが、一般的には、足のサイズに対してフィンのサイズを選びます。
フィンが大きすぎると操作性が低下し、小さすぎると浮力が不足するため、適切なサイズのフィンを選ぶことが重要です。
最近では、フィンにストラップがついていない、フットポケットと呼ばれる靴のような形状のフィンも登場しています。
これにより、フィンが外れる心配がなく、より自由度の高い波乗りが可能になります。
BBをサーフィン未経験者にお勧めする理由
サーフィンを始めたいけど、ちょっと敷居が高いかなという方には、ボディボードをお勧めします。
何といっても「ボードの上に立つ必要がない」ため、とりあえず、最初から遊べます。
おススメする理由はほかにも有ります。
・簡単に始められる:ボディボードは、他のサーフィンに比べて波に乗ることが簡単で、初心者でも短時間で楽しめます。また、水中での姿勢を保つのも比較的容易で、体力や技術レベルに関係なく楽しめます。
・比較的安価:ボディボードは、他のサーフボードに比べて比較的安価で手に入れることができます。初めての購入にも手軽で、簡単に始められるため、初心者には特にお勧めです。
・腕や肩の負担が少ない:ボディボードは、足を使って波に乗るため、腕や肩の負担が比較的少ないのが特徴です。そのため、初心者から上級者まで、長時間波乗りを楽しめるという利点があります。
・柔軟な波乗りスタイル:ボディボードは、水中での自由度が高く、さまざまな波乗りスタイルが可能です。たとえば、ターンやエアリアルなど、多彩な技術が存在します。また、波がある限り、年齢や性別を問わず楽しめる点も魅力の一つです。
・自然との共存:ボディボードは、サーフィンと同じく自然と密接に関わるスポーツです。海や波に触れながら、自然との共存を体感することができます。そのため、ストレス解消やリフレッシュにも最適です。
これらの理由から、初めてのサーフィンにお勧めするスポーツとして、ボディボードを選ぶ人も多くいることも納得できるのではないでしょうか。
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ボディボードには、女性が多い傾向
ボディボードには、女性が多く参加しているという傾向があります。
主な理由は以下の通りです。
・ショートボードに比べてコンパクトなサイズ:ボディボードは、他のサーフボードに比べてコンパクトなサイズで持ち運びが簡単であるため、女性にとっては取り扱いやすく、自由に移動できるという点が魅力的です。
・自由な波乗りスタイル:ボディボードは、水中での自由度が高く、多彩な波乗りスタイルが可能です。女性にとって、柔軟な体を活かした波乗りスタイルが楽しめる点が魅力的であると考えられます。
・女性向けのコンペティションが多い:最近では、女性向けのボディボードのコンペティションが増えており、女性にとっても参加しやすくなっています。そのため、女性がボディボードに興味を持つきっかけにもなっていると考えられます。
これらの理由から、ボディボードには女性が多く参加しているという傾向があります。
BBさんは女性が多い
男性は、ボディボードは恥ずかしい?
そんなことは有りません。
著名な芸能人の男性ミュージシャンも、このボディーボードを楽しんでいます。
高齢者の男性にも、超お勧めです。
BB特有の技やテクニックについて
ボディボードには、他のサーフィンとは異なる技やテクニックがあります。以下に、BB特有の技やテクニックのいくつかを紹介します。
・プルイン(Pull-in): ボディボードで波の中に入り、波に向かって前進することを指します。プルインは、大波を乗る際によく使用されます。
・バレルロール(Barrel Roll): ボディボードで波の中に入り、波の中を回転しながら進むことを指します。この技は、波がチューブ状になっている場合に特に効果的です。
・エアー(Air): ボディボードで空中にジャンプし、トリックを行うことを指します。エアーは、ボディボードの軽さを生かした技で、高度な技術を必要とします。
・スピン(Spin): ボディボードで波の中に入り、身体を回転させながら進むことを指します。スピンは、波が小さくなった場合でも効果的な技です。
・ダックダイブ(Duck Dive): ボディボードで波を潜る技術で、波に直面して、ボードを水中に潜らせることで波を通過します。ダックダイブは、波の強さによっては、ボードを失うことなく波を乗り越えることができます。
これらの技やテクニックは、ボディボードをより楽しく、エキサイティングなものにするためのものであり、ボディボーダーたちが常に開発し、進化させています。
BBの高度なテクニック、エルロロについて
種子島のボディボーダーさんたちは、このエルロロを大波でもビシバシ決めてきますが、彼女たちはBBのプロであったり、インストラクターなど、エキスパート級の方たちです。
また、種子島では適切な指導を受けている女子中学生や高校生もこのエルロロを決めてきますが、種子島の地元BBさん達のレベルは異常に高いのです。
このエルロロを真似して初心者がやる場合は注意が必要です。
「エルロロ」は、ボディボードの技の一つで、ボディボーダーが波のトップから逆さまに落下し、そのまま反転して再び波に乗り込む技ですが、非常に難易度が高く、トップレベルのボディボーダーにしかできない技とされています。
(それが種子島では普通に見ることが出来ますから驚きです)
エルロロは、スペイン語で「エル・ロロ」と書き、その意味は「アクロバット」や「奇抜なもの」といった意味があります。この技は、ボディボードの原点ともいえるハワイで生まれ、現在では世界中のボディボーダーたちが挑戦する高度な技として知られています。
エルロロを成功させるためには、波のトップから逆さまに落ちるときに、十分な速度を出して身体を反転させる必要があります。また、身体を反転させる際には、非常に高い身体能力とバランス感覚が求められます。成功すれば、驚くべきアクロバティックな動きを見せることができ、観客を魅了することができます。
ただし、エルロロは非常に危険な技でもあります。
落下中に頭や背中を打つと重傷を負う恐れがあります。そのため、エキスパートレベルのボディボーダーでも、十分な安全対策を講じたうえで挑戦する必要があります。
初心者がいきなり上級者の真似をしても危険ですので、十分注意しましょう。適切な指導を受けることが大事です。
BBは他のサーフボードと違って、自分が海面に近い位置であるという特別な感覚
ボディボードは、他のサーフボードと比較して海面に近いため、非常に特別な感覚を持ちます。
そのため、ボディボーダーたちがボディボードを愛する理由の一つは、その独特な魅力にあります。
以下に、BBならではの魅力をいくつか挙げてみます。
・操作性が高い: ボディボードは、他のサーフボードと比較して小型で軽量です。そのため、操縦性が高く、素早く動かすことができます。これにより、小さな波でも大きなエキサイトメントを感じることができます。
・水面に近いので、波の力を直接感じることができる: ボディボードは、波に乗る際に、直接海面に身体を置くため、波の力をより直接感じることができます。これにより、より波の動きを感じられ、波に対する感覚が磨かれます。
・手軽に楽しめる: ボディボードは、他のサーフボードに比べて初心者でも簡単に扱うことができます。また、ボディボード自体も比較的安価で手軽に入手できます。これにより、誰でも手軽にボディボードを楽しむことができます。
・多彩な技やテクニックを習得できる: ボディボードは、様々な波や状況に対応できるように、多彩な技やテクニックが存在します。これらを習得することにより、より高度な波乗りを楽しむことができます。
これらのように、ボディボードは、その独特な操作性や水面に近い感覚、手軽に楽しめる点などが魅力の一つですし、多彩な技やテクニックを習得することにより、より高度な波乗りを楽しむことができます。
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BBに関する面白いエピソードを紹介
ここでは、BBに関する面白いエピソードを調べてみましたので、いくつか紹介します。
「ボディボード・マン」
1990年代に放送されたアメリカのテレビドラマ「ベイウォッチ」に登場するキャラクター、「ボディボード・マン」は、ボディボードに夢中で、常にボディボードを抱えているという設定でした。
このキャラクターの登場により、ボディボードの人気が一気に高まったとされています。
「オーガスティンの波」
1980年代初頭、ハワイの北ショアで、オーガスティン・マンタロンガというボディボーダーが、50フィート(約15メートル)の巨大な波に挑戦し、見事に乗り切ったという伝説的なエピソードがあります。
このエピソードは、ボディボードの可能性を世界に知らしめるきっかけとなりました。
「腕時計」
有名なボディボーダー、マイク・スチュワートが、波に乗る際に腕時計をしていたことで、ボディボードに腕時計を付けることが流行するきっかけとなったというエピソードがあります。
「日本のプロボディボーダー」
日本にも多くのプロボディボーダーがいます。
なかでも、伊豆大島出身の菊池 正義プロは、2000年にアメリカで開催されたボディボードの世界大会で、優勝を果たした日本人初のプロボディボーダーとして知られています。
また、プロボディボーダーである 野村祐子プロも種子島に来たことが有り、私は彼女のBB写真を何枚か保有していますので、いつかブログで紹介することが有るかも知れません。
「グリーンルーム」
ボディボードは、波に乗ることが目的のスポーツであるため、波の中で達成感を味わえるという魅力があります。
波の中でできることは、サーファーやボディボーダーたちにとって、とても貴重な体験となります。
この波の中での経験を、「グリーンルーム」と呼ぶことがあります。
ボディボーダーたちは、グリーンルームを追い求め、波の中でのスピード感やフロー感を楽しむことができます。
BBさんの動画をもう1本(その2)
ボディーボードは、意外と大波に強いという気がします。特に、種子島の女性bbさん達は、大波にバンバンロングライドを決めてきます。もちろんBBの上級者たちですが。
それにしてもBBさんのスーパーセッションは凄いです。
BBさんのロングライド(その3)
種子島の大波に挑む女性のBBさん達です。沢山撮影しましたので、もう1枚紹介します。
風いと画像が揺れるのですが、傘をさして暴風処置、撮影する方も大変なのですが、必死に頑張って撮った動画です。
サーフィンのBB、ボディーボードは、子供や初心者、50代にもお勧め まとめ
私はカメラマンですので、サーフィンの実際は判らないのですが、一生懸命BB関連の事を調べてみました。
サーフィンを始めてみたい方で、手っ取り早く楽しむならボディボードである理由がお分かりいただけたでしょうか。
何といっても「ボードの上に立つ必要がない」「初心者でも楽しめる」「海面に近い特別な感覚」がボディボードの最大の魅力です。
素晴らしいサーフィンライフを送られることを祈っています。
最後まで見ていただきありがとうございました。