2023年10月に九州南部の離島、種子島に24時間弾丸ツアーをやってみました。
種子島が初めてと言う知人の案内のため、濃密な島内の案内スケジュールを立てました。
昼(12:00頃)に、種子島の中種子町にある種子島空港に到着、翌日昼(12:10)に帰る、つまり、ほぼ24時間で種子島を巡るという計画です。1日ではとても無理なのですが、なるだけ案内してあげたいということで、超弾丸スケジュールとなりました。
当サイト管理人が独自の計画を立てた種子島の弾丸ツアーをオリジナル写真たっぷりで紹介します。
皆様の種子島ツアーの参考になれば幸いです。
種子島の24時間弾丸ツアーやってみた、空港から西之表市へ
超絶過密スケジュールでの種子島弾丸ツアーですので、3回に分けて紹介します。このページはその1です。
種子島空港、コスモポート種子島到着
飛行機で種子島に到着、種子島の空の玄関口、コスモポート種子島という空港です。
弾丸ツアーは種子島空港からスタートです。
鹿児島ー種子島は、ジャパンエアコミューター(JAC)プロペラ機です。
のどかな空港、到着時に歩きながらの機体撮影もOKです。
今回の飛行機は、鹿児島の離島を中心に運航している日本エアコミューター(JAC)のATR72-600型機(以下、ATR)です。
搭乗時にはスロープを装着して、機体の後ろから搭乗します(以前は前方からでした)。
また、ATRは高翼機(機体の上端付近に主翼が取り付けられている航空機)で、ギア(車輪)が機体下部に付いているため、どの座席からも、視界の妨げとなる尾翼が窓よりも上の方にあるため、眼下の景色を楽しむことができるんです。
空港に飛行機が着くと、すぐに作業が開始されます。近くで見ることが出来るのは離島の空港だけではないでしょうか。
乗客は、飛行機から空港ターミナルまで空港内を徒歩で移動します。
数十メートルですが、種子島空港の周りは山に囲まれた、ほぼ何もない、のどかな風景が広がっています。
歩きながら記念撮影する方もいます。
飛行機側からみた種子島空港の建物です。
飛行機から、ターミナルまでは徒歩ですが、雨の日の場合、この間の移動用に空港が傘を貸してくれます。
当日は快晴、種子島に来て快晴は嬉しいですね。綺麗な海が迎えてくれることを祈ります。
島の北部、西之表市へ向かう
空港に着くと腹ペコでしたので、まずは昼食から。時間が無いので空港近くの中種子町繁華街で食事です。
中種子町には名物のハンバーグ屋さん(ステッピンライオン)などがあり、どの店にしようか悩みましたが、中種子役場前のサンポストさんで食事です(写真なし)。
ここから島の北へ北へと向かいます。
中種子町運動公園(太陽の里)
車で通過しただけです。特に変わりはなかったのですが、陸上トラックに立っていた大きな風力発電の風車が、いつの間にか消えていました。
故障が多すぎて撤去されたのでしょうか?
消えたものは写真に撮れないので、写真は有りません。
また機会が有れば紹介したいです。
雄龍雌龍の岩(おたつめたつのいわ)
食事後は、島の北端を目指しますが、途中の種子島の名所のうち、いくつかを回ります。
国道58号線を北上して西之表市に向かいます。
途中にある雄龍雌龍の岩は、大昔の台風の夜、崖崩れにあい海に投げ出された夫婦(達五郎・達江)の生まれ変わりと言われる、二つの並んだ岩があります。
国道58号線沿いにありますが、車を降りないとみることが出来ません。
星原浜津脇にある御神岩で、右が雄龍(おたつ)岩、左が雌龍(めたつ)岩です。
目印は、国道沿いの龍星館です。
種子島空港より車で約10分、ここは龍星館さんがしっかり手入れを居している綺麗なトイレを利用できます。
ドライブインのような感じですが、1Fはお土産品の購入、2Fは種子島のきれいな西海岸を見ながらの食事が出来ます。
駐車場側から見た龍星館です。左端に有る建物がトイレです。
夕日が絶景名所、種子島の雄龍雌龍の岩
昼時でしたので夕日は見ることが出来ませんでしたが、西海岸にあるこの岩は、夕日の名所でもあります。
駐車場から2分程歩けば、雄龍雌龍の岩を正面から写真を撮ることができます。
岩場へは、階段を使って降りることもできますが、足元に注意してください。
現地看板に、嵐の日の悲しい雄龍雌龍の伝説が紹介してありますので、是非読んでみてください。
よきの海水浴場
国道58号線沿いにある「よきの海水浴場」は、夕方には水平線に沈む夕日のスポットとなる美しい海水浴場です。
トイレやシャワーも有ります。
JPSAサーフィン大会の予備会場にもなっており、実際のJPSA大会では、竹崎サーフポイントの波が大きすぎて、よきの会場に変更になったことがあります。
コンテナハウス(馬毛島関連)
最近の種子島では、国道沿い以外にも、空き地に真新しいコンテナハウスが立っていました。
ちょっと驚きましたが、これは種子島のすぐ隣、馬毛島での自衛隊の基地建設の作業員の方々の宿です。
(この後、各地でコンテナハウスを見かけますが、特に撮影はしていません)
新しいコンテナハウスです。現在の種子島の空き地には、こういうコンテナハウスが建てられています。
馬毛島の自衛隊基地建設の影響を感じます。
地蔵下サーフポイント
国道58号を北上して、よきの海水浴場から少し北側にいくと、「地蔵下」と呼ばれるサーフスポットがありますが、このサーフポイントは、サーフィンしている様子が国道から見えます。
西海岸であるこの地蔵下ポイントに波が立っている時は、サーファーさんで一杯ですが、場所はこのお地蔵さんが目印です。
近くにトイレも有ります。
この日は、サーファーさんは全く居ませんでした。今日は東側が良い様です。
赤尾木城文化伝承館月窓亭(げっそうてい)
国道58号を北上すると、西之表市の繁華街になります。
食事は済ませているので、月窓亭だけ見ることにしました。
月窓亭に入るには、種子島開発総合センターとの共通券が有りますが、弾丸ツアーですので、月窓亭だけの入場券の購入です(200円)。
このお屋敷はかつては、かつて池坊大日本総会頭職を務めた羽生慎翁の邸宅でしたが、紆余曲折を経て、近年になって市の所有となり、平成22年(2010)から一般公開されています。
月窓亭に車で行く場合、駐車場は月窓亭の向かい側の10m位離れた、坂の上に有ります。
毎日、訪問者へ歴史のガイドや湯茶のおもてなしを行っていますが詳しくは、現地のビデオで紹介されています。
月窓亭の入り口です。奥に門があります。
種子島の月窓亭では、ドラを叩く!
種子島の月窓亭では、入り口のドラを叩きます。
ドラの横にぶら下げて有る木の棒でドラを叩くと、受付の方が気が付いてくれます。
知人は、結構思いっきり叩いたので、驚く程デカい音がしました。管理人さんごめんなさい!
四半的射場、弓矢を打って遊べます
月窓亭の庭には、四半的射場が有って、和弓が実際に打てます(5射200円)。
和弓が初めての方は、打ち方を丁寧に教えてくれますので、弓矢の経験が全くない方や、非力な女性でもOKです。
的は割と近いのですが、売ってみると意外にも当たらなくて、男性グループの場合、的に矢が当たった外れたなどで、バトルに熱くなる場合も有ります。
大体が一発も当たらず、悔しくて再チャレンジします。
1回200円(5射)ですが、初めは当たらないかもしれませんが、打ってみることをお勧めします。
知人たちは、弓には興味がない様子だったので、今回は弓を打たずに撤収です。
月窓亭の月桃茶(げっとうちゃ)
種子島の月窓亭は、鉄砲館との入場共通券や、月窓亭入り口で買う入場券(200円)を購入すると、お茶とお茶菓子が出てきます。
お茶を野茂ながら、7分間のビデオを見ますと、詳しい説明があり、月窓亭の歴史が判ります。
このお茶ですが、月桃茶(げっとうちゃ)といって、なかなか飲めない貴重なお茶です。
また、添えられている茶菓子は、ほんの一口サイズですが、安納芋、黒糖やお菓子ですので、種子島の味が楽しめます。
ここの名物でもある生き人形が有名なのですが、写真は掲載しません。
是非現地でご覧ください。
この月桃茶(げっとうちゃ)は、月窓亭の庭に咲いている月桃の葉っぱだそうです。
実にすっきりしていておいしいお茶です。
月窓亭の中に火縄銃なども置いてあります。
月窓亭の二階にも上がることもできます。階段はかなり急です。
来場者が、月窓亭の庭で弓を打つシーンを二階から眺めると楽しいです。
庭も良く見れば結構楽しめます。
設置されている案内なども読んでみてください。トイレは庭に有ります。
じっくり見たいのですが、弾丸ツアーですので、早めに撤収です。
種子島の高速船乗り場、日ポみなと公園
西之表市の繁華街近辺は、高速船乗り場、日ポみなと公園(日本とポーランド)にも立ち寄りましたが、丁度トッピーが停泊していなかったので写真は撮影委していません。
高速船乗り場に向かう途中の、1本裏の道路に、種子島初の大手系列ハンバーガーショップ(モスバーガー)が出来たの様ですが、時間の都合で立ち寄りませんでした。
西之表は、アイドルユニット「ももくろ」のメンバー(黄色)のおばあちゃんが経営している、名物のちゃんぽんの店などがあります。
西之表市の繁華街も紹介したかったのですが、弾丸ツアーなので超過密スケジュールです。
西之表繁華街はさっと流すだけにしました。もしも種子島に行く別の機会が有ったら紹介しますね。
西之表市西京ダムのあっぽーらんど多目的グラウンド
西之表市繁華街から更に北に進み、西京ダムの近辺のあっぽーらんどに立ち寄ります。
公園や遊覧ボート、ゴーカート、ダム周りの遊歩道、浮き橋などがあってとても広いので、あっぽーらんどで遊んでいると1日経ってしまいますが、島の方々は殆どいかないように感じます。
ゆっくり遊んでいると弾丸ツアーが出来ませんので、今回は車でダムを1周しただけです。
西京ダムの遊覧船コース
あっぽーらんどの遊歩道、ダムを一周できます。
あっぽーらんどの遊覧船乗り場です。
あっぽーらんどの湖面です。
遊歩道に沿ってダム外周を歩いていくと、途中に100円でダムの中に噴水が出せる装置が有ったのですが、現在はどうなっているか判りません。
日本海水浴場88選に選出されている種子島の浦田海水浴場
次に目指すのは浦田海水浴場です。キャンプ場でもあります。
種子島の北端手前にある「浦田海水浴場」は、白い砂浜と青い海がとても美しく、日本海水浴場88選に選ばれています。
入江になっているので、海水浴だけではなく、フィッシングやスキューバダイビング、キャンプなどもでき、さまざまな楽しみ方のできる場所です。
また夏には、国上地区の夏祭りの場所でもあります。
浦田海水浴場にある変わった形の管理棟は「シーサードハウス」と呼ばれています。
ここには、シャワー・トイレ・更衣室。休憩所・展望デッキなどがありますし、周囲にはキャンプ用の設備が有ります。
特徴的な色と外観が目立つシーサードハウス
二階の様子です。
更に上からの風景です。
シーサードハウスから浜までは、この橋を渡りますが、海水浴シーズンは、水で足を洗って(砂を落として)歩くようになっています。
なんと橋が綺麗になって居ました。
一番高い所からの眺めです。
橋の横から歩いても海岸に行けますが(写真の白い道)、靴の場合、砂が入ってきてしまうかもしれません。
海水浴場は入り江になって居ます。
橋を渡ると、海からは少し高くなっており、海岸に降りる道を下って浜辺に出ます。
夏は日よけになります。昔はぼろい木の櫓でしたが、なんと新しくなって居ました。
浦田海水浴場は、いつ行ってもあまり人が居ないのですが、逆に抵抗なくビキニになりやすいそうです。
この日も誰も居ませんでした。
浦田海水浴場の駐車場が、なんと、舗装されていました。
いつの間に!
浦田漁港も行こうかと思ったのですが、断念しています。
種子島の北端にある喜志鹿崎灯台(きしがさきとうだい)
種子島の最北端へとやってきました。
種子島の最北端のある、「喜志鹿崎灯台」が照らす海は、東シナ海と太平洋を結ぶ大隅海峡、国際海峡にもなっています。
海が霞んでいなければ九州本土の大隅半島や開聞岳が見えますし、海霧がなければ、なんと内之浦のイプシロンロケット打ち上げもここから見ることが出来ます。
灯台の横に、謎の櫓が立っていました。前はなかったのですが。
喜志鹿崎灯台の展望所からは、九州本土の大隅半島が見渡せます。
この日は大隅海峡が綺麗でした。
大隅半島の説明図、これは親切です。晴れていれば大隅半島が見えますが、曇って居たりすると見えない場合が多いのです。
大隅半島のほぼ右端にある「内之浦宇宙空間観測所」の位置から、イプシロンロケットが打ちあがります。
灯台下は崖になって居ます。下を覗くとちょっと怖いです。
ここを訪れるひとは、あまり居ませんが、ここまでの道路が綺麗に整備されていて驚きました。
西之表の名所の各所に手が加えられておりましたが、ひょっとして馬毛島工事の再生補助金でしょうか?
種子島の24時間弾丸ツアーやってみた!①(1日目空港~北上編)まとめ
24時間種子島弾丸ツアー(その1)は、種子島観光案内ではあまり紹介されていない場所を選んで、島の北端までの片道の紹介でした。
その1で紹介したのは、種子島空港から国道を北上し、種子島の北端までで、かかった時間は約3時間です。
これからは、種子島の東海岸側を回りますが、滅茶滅茶長くなりますので、その1としては、これで終わります。
最後までご覧頂きありがとうございました。
続編として、その2、その3も有りますので、是非ご覧ください。