種子島に来たなら、島特有の絶品グルメを味わってみたいですよね。
種子島の御当地グルメの食材たちを一気に紹介します。
種子島に来た際には、これらの絶品の食材を是非味わってみてください。
また、この記事に限っては、私がプレミアム会員でもある「写真AC」の写真を多く使っています。
種子島の食材について紹介
島の方におススメを聞くと、なぜか「ポテトチップ」とか答えてくれるのですが、地元の方は、事前の魚介類などは普通の事なのでしょう。
種子島に来たら、やはり海の幸、山の幸を味わってください。
また、宿やお店によっては、種子島の食材を、まるで料亭のような料理にして提供してくれますので、旅費に余裕がある場合は、ちょっとお高いお店も試してみてください。
海の幸
凝縮された濃厚な旨味の「アサヒガニ」
海外では「Spananer crab」(スパナ クラブ)と呼ばれ、ハサミが工具のスパナに似ている事が名前の由来です。
一般的な蟹は横歩きですが、アサヒガニは縦に歩くそうです。ヤドカリとカニのちょうど中間ぐらいの生物を示しているとのこと。
お店のメニュにこの「アサヒガニ」が有ったら、是非食べてみてください。
種子島の高級食材「ぞうりエビ」と「伊勢エビ」
種子島で出される海老なのですが、刺身でも行けますが、ゆでると真っ赤になります。
私もこれを大皿に山盛り一杯出されてビビりました。「これは何ですか?」という感じでしたが、イセエビよりもおいしいかも知れません。
種子島では、イゼエビも普通に食べることが出来ます。
イセエビ(伊勢海老)は、内地の方々も何の躊躇もなく食べますが、このゾウリエビの外観には初めはびっくりすることでしょう。
伊勢海老は、テトラポットでの釣りでも採れるようです。
本来、漁業権と言うものが有りますが、釣竿で釣りあげた場合は、数が知れてますし、地元の方なら、家族の誰かが漁業権を持っている、又は、黙認されている気がします。
ただ、素潜りでの捕獲や、網などによる大量捕獲は絶対にしてはいけません。
意外にも、漁業権問題はややこしいので、地元の方の指導の下で釣りを行うのが重要です。
観光で島に来た場合は、買って食べた方が安く済みます。
トッピー
内地では、トビウオ(飛び魚)と呼んでいますが、種子島では、トッピーと呼ばれています。
目玉がやたらでかいのと、ひれ(羽)が大きいのですぐに判ります。
種子島では、焼き魚で食べることが多いです。写真は羽を強調していますが、焼き魚の場合、意外と羽に気が付かない場合も有ります。
トビウオは、内地ではダシにすることが多く、あまり食べないかも知れませんが、是非たべてみてください。
カツオ同様、ダシにするくらいですから、濃厚な味わいです。
また、トビウオ一夜干しも絶品です。
水いか(アオリイカ)
種子島でイカの刺身といえば、大抵がこれです。普通のイカよりあっさりした食感で透明感が有ります。
これを釣る釣り愛好家も多いのです。
何といっても疑似餌で釣れますから、車の中や家の冷蔵庫が臭くならないのです。
鯖
内地では、何といっても締めサバやサバ寿司など、酢を使った料理が多いです。
でも種子島では、普通に焼き魚として、定食に出されることが多いです。鮮度が違うのでしょう。
アジ(シマアジ、ムロアジ)
アジは、内地では、アジフライや、アジのたたきが多いかも知れませんが、とにかく種子島では沢山釣れますので、他の謎の魚たちと一緒に、食べきらないほどおすそ分けを頂きます。
食べきれないので冷凍保管しますが、おかげで冷凍庫からは、かなりの異臭がしますし、冷凍庫の氷が魚臭いです。
クロ(グレ、メジナ)
クロと呼ばれていますが、内地ではメジナと呼ばれています。これを狙う釣り人は多いのです。
引きが強くて、釣り上げるのが難しいことが人気の秘密ではないかと考えています。
島の方は、釣場の周りに魚をおびき寄せるために「撒き餌」をバンバン海に投げますが、これが車に中で大変な異臭を放つのです。
釣り人の、戦闘モード(撒き餌を大量に解凍して車に乗せている時)は、あまり乗りたくなかったですね。
ちなみに、内地でのクロダイは、島では「チヌ」と呼ばれています。
基本はクロ(メジナ)狙いが多いのですが、サバ、イワシ、カマス、シロギス、シマアジ、ムロアジ、ヤイトカツオ、ハガツオ、スマガツオ、カンパチ、カサゴなど、たくさんの種類の魚が釣れてしまうのですが、釣れるポイントは、やはり地元の方に聞くのが良いでしょう。
私が「うわ?なにこれ?」っていう魚を釣った場合も、海にリバースしようとすると、「それおいしいのだよ!」といって、島の方は、ちゃんと持ち帰って食べています。
まさに食文化の違いでしょう。内地の人間は、魚に対する知識が乏しすぎることを痛感します。
私も未だにグロいやつは苦手です。
焼酎のあてなら肉厚のきびなご
きびなごも種子島で初めて食べました。大きさは、シシャモよりもちょっと小さい程度ですが、ザ・青魚という感じです。
お刺身はこんな感じ。私的にはちょっと苦手なお魚です。
皮を残して綺麗に開きにしていますが、青臭さから内地の方にとっては好みが分かれるようです。
ワカサギみたいなものかな?と思って食べてみましたが、全然違って猛烈な青臭さに最初は驚きますが、慣れればおいしいのです。
関東の方は、カツオ同様、ショウガかニンニク、青じそやミョウガの刻みが欲しいと感じそうな味です。
普通に天ぷらでもいただきます。頭から丸ごと頂きますが、天ぷらの場合は、あまり青臭さは感じません。
きびなごも一夜干しが有ります。
カメの手
観光客にこの「カメの手」を出すことは、あまりないとは思いますが、地元では昔から食べられている「カメの手」と言われる貝です。
種子島の海岸で、岩場の周りを袋を持って歩いているおばあちゃんたちが、これを採っている場合が多い様です。
かぎ爪みたいな道具をお借りして、採取してみましたが、これが結構コツが要る様で、地物のおばあちゃんたちは器用に採取していました。
食べ方は、現地で教わると良いでしょう、特定に部所を軽く噛んで「パキッ」と追って、ちゅーちゅとすする感じですが、磯の香りが凄いですが、量が少なすぎて、食べた気にはなりません。
これも、内地の方には好き嫌いが激しい食材で、1個すすって、「これは無理」っていう方も居ます。私も出されたら、2~3個ほどチューチューして終わりです。
種子島のころび
このほか、種子島では、大潮の干潮時に行われる磯遊びで、セイ、ミナ、ほっしー、あなごと呼ばれる貝取りが行われますが、最もおいしいとされる「ころび」という貝も地元の方々は採取しています。
海岸でどこでも獲れる球形状のミナ(シッタカ貝)のことを、種子島では、「みちなみ」や「ころび」と親しく呼んでいます。
名前の由来ですが、干潮から満ちこみにかけて、陸に上がって来る貝がミチミナ。
また、普段岩場にくっついていますが、人が近づくと、岩から離れてコロコロ転がるので「ころび」と呼ばれています
旅行者に振る舞われることはほぼ有りませんが、食べる機会が有ったら是非食してみてください。
種子島のトコブシやアナゴ、内地の人が考えるアナゴとは全く違います
アナゴと言えば、海のギャング、タコなどを襲うどう猛な魚をイメージしますが、種子島のアナゴは、ただの貝をそう呼んでいます。
種子島では"あなご"と呼ばれるとトコブシの一種の貝が居て、貝の巻方向が、左巻きが「ながらめ」、右巻きが「あなご」になります。
貝に空いている穴が七つ並んでいる為、ナガラメとか、またアナゴは、穴が5個という風に現地で教わりましたが、真実は良くわかりません。穴が3子だったりするからです。
調べたのですが、この辺は諸説あり、厳密に区別する必要はなさそうです。
いずれも、あまり小さいトコブシは採っちゃいけないそうで、当然ですね。
川で採れる手長エビ、ダクマ
また、ダクマ採りという、種子島の川でザルなどで採れる手長エビ採りも、子供達にとっては貴重な体験です。
写真が無いので詳しく紹介できませんが、これらの魚介類は、昔から採取されてきた歴史が有り、種子島では、過去の飢饉の際にも、餓死者が出た記録は有りません。
種子島の川に一定間隔で設置してある木製のハシゴは何?
海に近い川の両側に、一定間隔で木製のハシゴが掛けてある箇所を見かけます。
これは、「シラス漁」(ウナギの稚魚)に使われる足場です。
漁の方法は、シラスの習性を利用して夜に行われることが多いのですが、水面をライトで照らし、集まってくるシラスウナギをタモなどですくうといった、意外にも単純なものですが、シラスウナギ漁をするには許可が必要になります。
殆どが真冬に行われますが、島の夜の川で、不思議な明かりが等間隔で並んでいる時は、シラス漁がおこなわれています。
将来、ウナギの養殖が成功して、安く食べられる日を待ちましょう。
種子島のまさに逸品、ナガラメ
地元ではナガラメと呼んでいますが、正式にはトコブシです。アワビに似ていますが、ちょっと小さい印象です。
ナガラメは、5月1日に解禁されて8月中旬まで漁が可能ですが、解禁されたといっても一般の人は獲ることはできません。
禁漁の品目として、非常に厳しく管理されていますので、お店で食べるようにしましょう。
年々水揚げされる量も少なくなっています。キロ当たりの価格も一時上昇し、8,000円前後になったこともあります。
したがって、高価なナガラメで地元でも口にするものではありませんが、水揚げされたナガラメは、ほとんど島内で消費され、土産用にも利用されています。
素潜りで、このながらめ(ナガラメ)を採っている方々を、岩場の近くのサーフポイントでも見ることが出来ます。
こりこりとした食感と鼻を抜ける磯の香りがたまらないオススメの逸品とのことです。(私は食べたことが無いのです)
ながらめ味噌漬も高級なお土産として人気です。
タコ
タコは世界中の海で見ることが出来ますが、このタコを食べる人種は限られています。主に日本人が食べているそうです。
種子島は、タコ壺量が盛んで、種子島宇宙センター近くのサーフポイントで、タコ壺が多く仕掛けられている場所は、そのまんま「タコ」と呼ばれています。
種子島では、あまり「酢だこ」は見かけませんでした。大抵は唐揚げか刺身でした。
脱線して、種子島のお店などを少しだけ
「種子島ジェラートHOPE」
南種子町にある、民宿HOPEでは、ジェラートが大人気です。
最近は「スーツ」の販売も始めている様子で、何かと話題の宿ですが、ここのジェラートが絶品で、女子達には大人気です。
私も、内地から、知人の若い女性たちが島に来た場合は、必ずここを訪れます。
安納芋やマンゴーなどの変わり種を始め、たくさんの種類の新鮮なジェラートが用意されていますから、女子達は、アイスを2~3個重ねるのために、何の味を選ぼうかと、イヤになるくらい長考するシーンと、イライラしながらそれを待ってる彼氏の姿が見ものです。
彼氏「バニラとチョコとか、テキトーでいいんじゃね?」
彼女「はぁ?何言ってんの?」という感じです。30分ほど悩む女性も多数います。
もちろんカップなども選べますが、私はコーンカップ等が歯にくっつくので苦手なので、カップに入れてもらいました。
cafe&burger STEPPIN’ LION
種子島の中央部である中種子町にあるハンバーガー屋さん「cafe&burger STEPPIN’ LION」は、なんとなく田舎の素朴な佇まいで、外観が目を引くお洒落な雰囲気。
中種子町の運動公園に向かう時に通りに面していているので見逃さずに当到着できますし、高校生でも気軽に来れるようにと言う店主の配慮で値段が良心的だそうです。大食漢の知人のおススメでしたが、7年間の内、私が訪れた時は残念ながら休みでしたので、結局行けずじまいでした。
下の画像は、AIが生成したイメージ画像です。
ジャマイカまで修行に行った店主さんとのことですし、スパイシーな刺激とハーブの爽やかさなどが複雑に交わり合った美味しさが食欲を刺激するとのこと。
また、丁寧に焼き上げたバンズとパティを使用した、ボリューム満点のハンバーガーらしいですし、他にも、特性のタコライスや照焼きソースで炒めたご飯を巻き上げたオムライスなどが人気のメニューだそうで、知人曰く、毎回メニュの選択に悩んでしまうそうです。南国の雰囲気を味わいつつ食べるハンバーガーは格別ではないでしょうか。
種子島の果物
ミニバナナ
種子島を歩いていると、そこら中に有るミニバナナ、小さいバナナが種子島では普通なのです。
甘さはさほどではないですが、普段食べてるバナナと違って、自然な味がします。皮ごと食べられます。
ミニバナナの木をくっぐってたどり着くサーフポイントも有るのです。
完熟マンゴー(アップルマンゴー)
種子島ではマンゴーの栽培もおこなわれています。マンゴーですから、甘くてジェラートにも最適です。
南国特産のアップルマンゴーは、7月~8月上旬頃に実りの最盛期を迎え、樹上で熟した完熟マンゴーが出荷されています。
糖度、香りがたかく、甘みののった大変おいしいマンゴ-で、南国自慢の果物に育っています。
収穫時期は、6月中旬~8月中旬で、地元のスーパでも気軽に買うことが出来ます。
ドラゴンフルーツも収穫できる多彩な品目が、種子島の豊かな農業の証しです
タンカン等の柑橘類
種子島は、柑橘類の果樹園が多く存在します。
たんかん
たんかんは、甘味と酸味のバランスに優れ、みかんと比較しても約2倍ものビタミンCが含まれており、寒い季節にはぴったりの果物です。収穫時期は、真冬の2月~3月頃です。時期になると種子島の店頭に並んでいます。
ぽんかん
年平均気温は20℃以上で、昼夜間の温度差が大きく、ポンカン栽培に最も適した気候条件が揃っています。
甘さ最高、適当な酸味、香り、と3拍子そろった農園の最高品質のポンカンです。
収穫時期は、たんかんよりも早く、12月~1月頃ですので、収穫時期で見分けがつきます。
パッションフルーツ
亜熱帯原産のパッションフルーツ(時計草)が持つ甘みと酸味、芳醇な香りを楽しめます。常温で保管し表面にしわがよってきたら、酸味が減り甘みや香りを感じやすくなるとのことですが、これ、独特の酸味で、好き嫌いが激しいのです。
私は、この酸味と、ぐちょぐちょ感が苦手でした。
一般的な食べ方は、半分に切って果肉と種を一緒にスプーン等ですくって食べます。収穫時期は6月~7月と限定的です。
ドラゴンフルーツ(ピタヤ)
これも半分に切って、スプーンで食べますが、あっさりとした味で、私は好きでした。
ドラゴンフルーツも収穫できる種子島の多彩な品目が、その豊かさの証しでしょう。
見た目は粒つぶした感じですが、食べてみると、そのような粒つぶ感はなく、甘さ控えめ。
山の中に沢山実るヤマモモ
ヤマモモも種子島に言って初めて食べました。
3~4月月頃の種子島は、山に入るとヤマモモが沢山なって居るのです。
地元で長い方が、軽トラに登ってこのヤマモモを食べ始めた時は驚きました。
とにかく、バケツ一杯採取して、持って帰ったのを覚えています。
このヤマモモ、水道で洗うと味が落ちるので、洗わずにそのまま壁た方が良いと聞いています。
果樹園で栽培されたヤマモモも、種子島のスーパーでは販売されていますが、果樹園のヤマモモの方が、粒が大きくて酸味が少ない感じです。
農作物について
サトウキビ
サトウキビは、種子島の主幹作物の中で最も多く作られており、島全域で栽培されています。
種子島の道路を車で走れば、必ず見ることが出来るはずです。
サトウキビの収穫は12月から翌年4月頃まで。中種子町の製糖工場で、収穫されたサトウキビが処理され、最終処理された物は分蜜糖と呼ばれ出荷されています。
サトウキビは、製糖工場で処理する以外に、サトウキビを圧搾しその搾り汁を煮詰めた、黒砂糖も島内の黒糖製造工場で作られています。
サトウキビの品種名: 農林8・18・22号
米(稲作)
品種は、島全域のほとんどが「コシヒカリ」です。他に家畜用の飼料米の栽培もおこなわれています。
まあ、家畜にコシヒカリは贅沢かも知れませんし。
島では、3月中旬頃から田植えが始まり、4月上旬頃には植えつけも終わり、7月中旬ごろには収穫しますので、国内では一般的には秋頃に新米の収穫をするのですが、種子島のコシヒカリは日本一早い新米を収穫できます。
毎年この時期は、トンミー市場で新米の即売会が行われますが、売り子が、若い女の子達を集めてくるので、私は毎年、この子たちに捕まって、食べきれないほど大量に売りつけられて(?)います。
小型バインダーを使って収穫したり、馬を作って稲穂を運び、干し竿に稲穂を掛け天日干しして自然乾燥する農法も健在です。
赤米
種子島の神話の頃にも登場する赤米ですが、観光用(お土産)に栽培されているようで、実際、主食にしてはいません。
お土産コーナーに販売されていますので、説明書の通りの白米との配合で食べてください。
適切な配合は、五穀米同様、栄養価もおいしいのです。
ちなみに、私が赤米100%で炊いたご飯は、水加減が違うのでしょう。非常にぼそぼそした食感でしたし、食べるのがしんどかったのを覚えています。
安納芋は種類も多いので、あっさりと紹介
安納芋については、別記事でも紹介していますので、あっさりと紹介します。
この記事の安納芋情報は、安納芋 | JA種子屋久公式サイト (ja-taneyaku.or.jp)から引用しています。
島あんのう (安納芋)
島あんのうはJA種子屋久の登録商標です。(登録品種名 : 安納紅)
収穫時期(9月下旬~12月上旬)
平成10年に種子島の安納地域を中心に自家用として栽培されてきた在来種「安納いも」から選ばれ登録されたもので、在来種に比べて形状・外観が優れています。
食味は、粘りと甘みが強くとてもおいしい芋です。また、食物繊維やカロチンなど健康によいといわれる成分が多く含まれています。
安納もみじ (安納芋)
安納もみじはJA種子屋久の登録商標です。(登録品種名 : 安納こがね)
収穫時期(9月~12月上旬)
「安納紅」の兄弟いもと言えます。味はほぼ同じで、安納紅といっしょに選び出されて品種として育てられたさつまいもです。
安納紅は皮の色が紅いのに対し、安納こがねは白いです。調理をすると鮮やかな濃い黄色となり、ねっとりとした食感で濃厚な甘さが特徴のさつまいもです。
島むらさき (紫いも)
島むらさきはJA種子屋久の登録商標です。(登録品種名 : 種子島ゴールド)
収穫時期(9月~12月上旬)
鮮やかな紫色で甘みのある品種です。平成11年に種子島の在来種「種子島紫」から選ばれ登録されたもので、紫芋の中では甘みがあり、人気の高い品種です。
またアントシアニンなど体に良いと言われる成分が充実しており、健康に良い芋です。
ニガタケ
種子島でしか獲れないタケンコと呼ばれる、細い竹のタケノコで、太さは約1cm程度です。
孟宗竹のタケノコと違って、苦みやえぐみが感じられず、内地の方にも非常に好評です。
スーパーではむき身で(500gで200円程度)販売されていますが、種子島では、その辺に沢山映えていますので、自分で採ってくる場合も多いです。
一般には天ぷらにする場合が多いですが、バーベキューなどは、皮が付いたまま網に載せて焼いて、皮をむきながら食べます。
ただ、日持ちしないので、関東などに出荷されることはなく、まさに地元でだけ食されている逸品の食材です。
浜ゼリ(ハマボウフウ)
種子島の砂浜を歩いていると見かける植物、ハマボウフウですが、地元では浜ゼリと呼ばれています。
海岸の山菜として島民から親しまれているものですが、一般の方の採取は禁じられている(控える?)ように聞いています。
乱獲を避ける措置だと思いますので、私もサーフィン撮影でこのハマゼリを沢山見つけるのですが、見つけても放置です。
ハマゼリ(ハマボウフウ)の開花時期は、4~6月です。高さは、10センチ以下ですが花をつける頃はおいしくないそうです。
このハマゼリは、ほとんどが海岸の砂地に埋もれていますが、風が吹いたとき等、沢山咲いている場合が有ります。
花を咲かせる前の若葉が旬の食用時期です。
主に天ぷらにして食べますが、お店のメニューに「ハマゼリ」が有ったら是非食べてみてください。
ツワブキなど、山の幸
「からいもせん」と呼ばれる種子島南部でよく食べられている食材です。
独特な食感があり驚く方も多いと聞きます。
芋焼酎とも相性が良く煮しめにして大勢の人が集まる場には必ず出てくるとも言われています。
その他、たくさんの山の幸
島の方と山に中を歩くと、とにかくたくさんの食べることが出来る野草に出会います。
季節によって野草は違うのですが、タラの芽などをポキポキ折ったりなどしながら進みますが、数が多すぎて紹介できません。
でも袋一杯集めた野草を、ゆでて炒めると、ほんのちょっぴりになってしまうんですよね。
こりゃ、スーパーで野菜を買ったほうが、遥かに楽だと感じてしまいました。
ばれいしょ
いわゆるジャガイモですので、とくには珍しくはない食材です。収穫時期(2月~4月)
かぼちゃ
カボチャも盛んです。収穫時期(5月~6月、12月)
煮物や天ぷらが主な調理方法ですが、サラダやケーキの材料として使われることも多いです。
そらまめ(陵西)
収穫時期(12月~3月)
キヌサヤえんどう
品種名 ニムラ白花、収穫時期(11月~4月)
スナップえんどう
収穫時期(12月~4月)
ブロッコリー
収穫時期(12月~3月)です。
他、ピーマンやラッキョウが盛んで、スーパーには地元産のピーマンやラッキョウが山積にされています。
スイスチャード(種子島ではフンダソウ)という葉野菜
フダンソウは、ホウレンソウなどと同様ヒユ科の野菜ですが、ホウレンソウや小松菜に似た形をしています。
茎(軸)や葉脈の色がピンクや黄色、オレンジなどカラフルなのが最大の特徴ですが、カラフルなものが西洋種、白い茎と小さめの葉は在来種と言われてます。
スーパーで恐る恐る買ってみましたが、普通のホウレンソウに近い感じです。
フダンソウは漢字で「不断草(ふだんそう)」と表記されることもあり、真冬を除き1年を通じて収穫できることが特徴で、また。夏場にはホウレンソウの代用として重宝されています。
特に探して食べるほどのものではないのですが、種子島で、ちょっと派手なホウレンソウが出てきたらこの「フィンダソウ」でしょう。
お茶
種子島では、茶葉生産も盛んで島内各地で栽培しており、温暖な気候を活かした走り新茶の産地です。
特に古田番屋峯は、霧の発生も多く、茶葉生産に適した地区で、組合組織をつくり茶業拡大に努めています。
車で走っていると、扇風機が沢山ついた茶畑を見ることが出来ます。
お茶の栽培品種は、ユタカ・みねゆたか・松寿・やぶきた・あさのか・めいりょく・栗田早生・ヤエホ・さえみどり・あさつゆなどです。
畜産
インギー鳥
インギー鳥は、鹿児島県熊毛郡南種子町(種子島)で飼育されて種子島の固有種で、種子島の有名な鶏です。
尾骨はありますが,尾羽は発育不全なのか、尾がないように見える珍しい鶏です
鹿児島県の天然記念物に指定されており、また「地鶏肉の日本農林規格における在来種の一つでありますが、その肉を食べることが可能です。
種子島に漂着したイギリス帆船ドラメルタン号(コーウェル船長)に食糧用として船に積まれていた鶏がもととなっているとされています。
種子屋久牛
温暖な気候と豊かな緑の中で育った黒毛和牛は、全国屈指の鹿児島黒牛の一翼を担い、全国の消費者へ送られています。
種子島の和牛の肉質は柔らかく、無駄な脂肪がなく、プロの料理人も絶賛されているそうです。
大自然の中で大切に育てられた鹿児島黒牛は、美味しさ・安心・安全にこだわった、きめ細やかなやわらかい肉質とバランスのよい霜降りが自慢とのことです。
和牛ですから、少々お高いのが難点かも知れません。
種子島の黒潮から手作りした天日塩「七つの海」
種子島でしか販売されていない、すべて天然の手法で作られた天日塩です。
各離島には、それぞれこれらの塩が販売されていますが、どうしても商用ベースに載せようとすると、一部機械化が行われており、種子島の「七つの海」のように、昔ながらの数か月かかる工程で、自然のチカラだけで結晶化させた天日塩って、実は意外と少ないのです。
種子島のお土産に、天日塩はいかがでしょうか。
種子島の御当地グルメに使われる絶品食材について紹介 まとめ
種子島に来たなら、是非食べてみたい島特有の絶品グルメを紹介しました。種子島の御当地グルメの食材たちは、魅力的ですよね。
種子島に来た際には、これらの絶品の食材を是非味わってみてください。
最後まで見ていただきありがとうございました。
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