皆さんは、「焼き芋」がお好きでしょうか?とてもおいしいのですが、私たちが口にする焼き芋の多くが、「紅はるか」というサツマイモです。
でも種子島では、名産の安納芋の焼き芋が絶品なのです。種子島に来れば、その甘さやねっとりした食感など、格別の安納芋の焼き芋を味わえます。
この記事では、種子島のふるさと祭りで行われる安納芋の品評会や、種子島の特産品等について記事にしています。
写真を眺めるだけでも、島の雰囲気を感じることが出来ますので、ぜひ最後までお楽しみください。
焼き芋に最適な種子島の安納芋、南種子町ふるさと祭りはイベント盛りだくさん
種子島の南種子町で毎年開催される「ふるさと祭り」は、地元の文化や伝統を紹介するお祭りです。
一般的に、この祭りは夏の終わりに開催されます。主な催し物には、民謡や踊りのパフォーマンス、地元の特産品や食べ物の販売、伝統的な祭りの屋台やゲームが含まれます。
「ふるさと祭り」は、南種子町の人々にとって大切な行事であり、多くの観光客や訪問者が訪れます。地元の人々の心温まるおもてなしと、豊かな自然や文化を堪能することができます。
地元の特産品や食べ物
南種子町には、豊かな自然があり、美味しい特産品がたくさんあります。ふるさと祭りでは、その中から特に代表的なものが販売されます。例えば、黒豚やカツオなどの海産物、甘いさつまいもや南種子町特産の米などが挙げられます。地元の特産品や食べ物について詳しく調べ、紹介することができます。
ふるさと祭りに参加する人々の声
ふるさと祭りには、地元の人々はもちろん、遠方から訪れる人々も多数参加します。
地元の食材を購入して、地元の踊りや太鼓を堪能できますので、島外から来た方々にも非常に好評です。
地元の農産物を、大量に購入して、自宅に宅急便で送る方がかなりいます。
焼き芋に最適な種子島の安納芋、南種子町ふるさと祭りから安納芋の品評会を紹介
種子島の名物として知られている安納芋は、日本のサツマイモの一種で、種子島特産品の代表的な農産物です。
焼き芋と言えば紅はるかが有名ですが、種子島の安納芋は、高級品種として知られ、独特の風味や甘みがあります。
この品評会は誰でも参加が可能ですが、安納芋やサツマイモの品定めをするための参考となる基準はいくつかあります。以下にいくつかの例を挙げます。
外観
安納芋やサツマイモの外観は、良質なものは形が整っていて、傷や変色が少なく、色合いが鮮やかで美しいものです。また、サイズが揃っていることも重要なポイントです。
色
色は、安納芋は黄色がかったオレンジ色、サツマイモは赤みがかった茶色が良質なものとされています。色が鮮やかで、均一なものが良いとされます。直感を総動員しての品評です。
香り
安納芋やサツマイモは、独特の甘い香りがします。香りが豊かであることが、品質の高さを示すポイントとなります。
品評会では、安納芋に土が付いたままですので、「土の匂い」しかしませんでした。
味
安納芋やサツマイモは、甘味が豊かで、ねっとりとした食感が特徴です。味が濃く、歯ごたえがあるものが良質とされます。
また、安納芋は収穫後の寒さに当てないと甘みが出ないとされていますので、みな工夫して甘みを出しています。
ただし、品評会では、生の安納芋が展示されていますので、味の審査が出来ません。
水分量
水分量が適切であることも、品質の良さのポイントですが、品評会ではここまでは判りません。感の勝負です。
水分量が少なすぎると、乾燥してしまい、水分量が多すぎると、味や品質が劣化してしまいます。安納芋の保管状況が水分量に大きく影響しますので、収穫後は適切な保管場所が必要です。
これらの基準を参考にして、安納芋の品評会を行うことができます。ただし、品評会では個人の好みで審査しています。
安納芋の歴史
安納芋の歴史については、江戸時代初期に明から移住してきた漢方医の荒木又右衛門によって、中国で栽培されていた「紅はるか」というサツマイモの種が持ち込まれたことが始まりとされています。
その後、種子島の海沿いのミネラルの多い気候風土に適した品種に改良され、現在では、種子島を代表する特産品のひとつとなっています。
安納芋の食べ方
安納芋は、独特の風味や甘みがあり、多くの人に愛される食材です。
種子島では、様々な料理に使用される他、焼き芋やスイートポテトなどのスイーツとしても人気があります。安納芋のおすすめの食べ方を紹介します。
焼き芋
最もメジャーな食べ方である焼き芋は、甘みが増して美味しくなります。
オーブンやレンジで焼くと、ほくほくとした食感が楽しめます。一般的に焼き芋は皮を剥いて食べますが、種子島では、多少土がついていても皮ごと食べる方がかなりいます。
さつま揚げ
サツマイモの天ぷらのような料理で、サクッとした食感が楽しめます。安納芋を使用することで、風味豊かなさつま揚げに仕上がります。
スイートポテトやジェラート
スイートポテトは、砂糖や卵、バターなどを混ぜ合わせて作るスイーツです。安納芋を使用することで、風味や甘みが増して、より美味しくなります。
種子島では安納芋のジェラートも販売されていますが、これがまた絶品です。
煮物
意外な料理法ですが、安納芋を煮物にすると独特の甘みが出て、やわらかい食感が楽しめます。
種子島では、だし汁や醤油などで味をつけ、さらに美味しくなった料理を食べることが出来ます。
以上のように、安納芋は様々な料理に使用できる美味しい食材です。ぜひ、種子島を訪れた際には、安納芋を味わってみてはいかがでしょうか。
安納芋の品種
安納芋には、さまざまな品種が存在します。島内では、紅か黄金の2種類がメインですが、「紅はるか」、「紅あずま」、「紅まる」、「白あずま」、「金時」などがあります。
あまり大きい芋よりも、ちょっと小ぶりの方が、私はおいしいと感じますが、よそ様に安納芋を贈るときは、さすがに「大きめの芋」を送ってしまいます。小さすぎる芋は、本州の方から見ると、小さい安納芋は、「クズ芋?」と勘違いされるからです。
知っていますか?種子島高校での安納芋のウイルスフリー苗の取り組み
種子島では、ウイルス感染症などの病害虫が原因で作物の生産量が低下することがあります。そのため、種子島高校農業科では、ウイルスフリー苗の増殖に取り組んでいます。ウイルスフリー苗とは、ウイルス感染症などによる病害虫の発生を防ぐため、病原体を完全に除去した苗のことです。種子島高校では、ウイルスフリー苗の増殖に成功しており、安納芋の生産量を増やすことに貢献しています。
ウイルスフリー苗の増殖には、組織培養技術が使用されます。組織培養とは、植物の組織から、根や茎、葉などを取り出して、培地上で再生させることで、新しい植物を作り出す技術です。ウイルス感染症などの病原体を完全に取り除くために、組織培養による増殖は非常に重要な役割を担っています。
以上のように、安納芋にはさまざまな品種が存在し、種子島高校ではウイルスフリー苗の増殖に取り組んでいます。これらの取り組みによって、安納芋の生産量が増え、種子島の特産品としての価値を高めることができています。
焼き芋に最適な種子島の安納芋、南種子町ふるさと祭り、イベントや地元の手工芸品
また、祭りには子供たち向けのイベントや、地元の手工芸品の展示などもあります。
地元の人々は、お祭りに参加することで、地域の結束を強め、伝統や文化を次世代に引き継ぐことを目的としています。
焼き芋に最適な種子島の安納芋、南種子町ふるさと祭りのまとめ
種子島の安納芋品評会などを、南種子町ふるさと祭りから写真で紹介しましたが、いかがでしょうか。
種子島に来た際は、是非このおいしい安納芋を味わっていただきたいです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。