種子島のロケット祭りの魅力とは?現代的な華やかさ!
種子島のロケット祭りは、日本の宇宙開発の拠点である鹿児島県南種子町で毎年開催される、ロケット打ち上げを祝うお祭りとして発展してきました。
種子島のロケット祭りの歴史
1969年に日本の宇宙開発事業団(現在のJAXA)が、種子島に宇宙開発センターを建設することを決定しました。それ以降、種子島は日本のロケット打ち上げの拠点として発展してきました。
そして、日本初の静止衛星「きく2号」は、1976年2月に大崎射点からN-Iロケットで打ち上げられ、その後、N-IIロケット、H-Iロケット、J-Iロケットが種子島から打ち上げられました。
これらを記念して、1991年に南種子町が「ロケット祭り」を開催することを決定し、以降毎年8月(当初は5月)に開催されるようになりました。
種子島では400年以上の歴史を誇る西之表市の鉄砲祭りと比較すると、歴史は非常に浅いお祭りですが、その分、現代的で華やかなお祭りであることが特徴です。
ロケット祭りでは、ロケット打ち上げの成功を祝って、豪華な花火が打ち上げられますし、地元の漁師さんたちが水揚げした新鮮なマグロの解体ショーや郷土料理の屋台も出店し、地元の文化や食文化を楽しむことができます。昔ながらの神事はありませんので、合理的なお祭りです。
そして、ロケット祭りのもう一つの見どころは、ロケットの展示や実物大模型の展示など、打ち上げ関係者のステージ参加など宇宙に関するさまざまな展示やイベントが行われることも特徴です。
現在では、ロケット祭りは鹿児島県を代表するイベントのひとつとなっており、毎年多くの観光客が訪れます。
余談ですが、鹿児島県種子島のロケット祭りとは別に、かつては毎年11月に別のロケット祭りが開催されていました。
このもう一つのロケット祭りは、地元の住民が中心となって開催されており、地元の神社である福崎神社での神事から始まり、神事が終わると、神社の境内にてロケット打ち上げにまつわる競技やゲームが行われました。
例えば、「ロケット投げ」では、紙製のロケットを投げる競技が行われ、「ロケットグッズ大作戦」では、ロケットグッズを購入するイベントなどが行われていましたが、現在ではこの行事は行われておらず、ロケット打ち上げ関係者が、ロケットの打ち上げ直前に神社に参拝する行事となっています。
ロケット祭りの夜には花火が打ち上げられますが、これも種子島宇宙センターからのロケット打ち上げの無事を祈って、華やかな花火が打ち上げられるのが南種子町のロケット祭りの特徴です。
近年はレーザー光線の導入でますます華やかになっています。
種子島の南種子町で行われるロケット祭りは、来場者はおよそ1万数千人(南種子町役場発表)、花火は約8000-10,000発を打ち上げて、鹿児島県でも屈指の人気を誇る種子島3大祭りの一つでもあります。
最近は、8月の第1週の日曜日に行われますが、種子島の祭りの日の一日は長いです。
午前の部、午後の部、夜の部で、最後に花火で祭りが終わります。
※現在はコロナ等の感染予防の観点から開催中止になったり10月に実施したなど臨機応変に実施されることが有ります。
メイン会場は、南種子町の総合グラウンド
ステージなど夜の部は南種子町の総合グラウンド(前之峯陸上競技場)ですが、昼の部は南種子町の繁華街全部を使っての子供神輿、よさこい踊りなどが披露されます。
昼の部のロケット祭りは、バケツやホースで水をぶっかけまくる
真夏のお祭り、炎天下のお神輿担ぎは非常に暑いため、沿道の方たちは神輿を担ぐ方たちに水をぶっかけまくります。水道ホースでも水をぶっかけます。
そこで注意が必要なのはカメラマンです。
町の方はカメラマンや観客には水を掛けてきませんが、とはいえ、バケツで水をぶっかけまくってますので、撮影機材にかかることも有ることを覚悟した方が良いでしょう。
私は、サーフィンを台風での大雨でも突然のスコールでも撮影してますから、こういう対策は熟知しています。
簡単に言うと、カメラとレンズにタオルをぐるぐる巻きにして、その上からビニールでカバー(透明の大きな袋が良いです)すると機材に水を掛けられても平気です。夜の部は、水はかけられませんので、ノーガードで大丈夫です。
ロケット祭り午前の部
鉄砲隊の試射や子供神輿
各地区の鉄砲保存会の方々が火縄銃の試射(音と煙だけです)を行います。
各町内ごとに子供たちが神輿を担いで町内を練り歩きます。大人たちは、沿道から水を掛ける役です。
さすが、宇宙に一番近い島、お神輿がロケットの地区も有ります。
やぐらの中が暗くて写真に写らないので、よじ登っての撮影です。変なカメラマンにも対応してくれるみんないい子たち。
フレッシュ種子島(ミス種子島)がロケット祭りに花を添える
種子島観光協会の広告塔でもある、フレッシュ種子島の方もお祭りには参加します。
(いまはフレッシュ種子島は居ないようです)
南種子町の中央通りを各団体がパレード
南種子町の団体や企業が、町の中央通りをパレードします。
宇宙に一番近い南種子町ですので、ロケット打ち上げ関連団体の方々もお祭りに参加しています。
事業団の方も年季の入ったヨレヨレのハッピで参加
謎の宇宙飛行士もパレードに参加です
謎の宇宙飛行士は大人気
カメラマン的にはちょっと怪しい宇宙飛行士ですが、お祭りでは大人気です。
宇宙飛行士の周りには子供達も集まってきます。
お祭りでは、怪しい宇宙飛行士でもモテます。カメラマンやめて宇宙飛行士になろうかしら。
ロケット祭りは真夏の開催ですから、謎の宇宙飛行士も脱水症状との闘い。
宇宙飛行士ってこうやって水分補給をするのです。(この宇宙服、かなり臭いらしいです)
テレビとか、どこかのサイトで見かけた女性たちも発見。お祭りは最高です。
種子島のロケット祭りの魅力とは?よさこいチーム
他のよさこいチームも種子島に応援に来てくれる
わざわざ種子島まで来てくれたよさこいのチームですから、写真多めで紹介します。
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夜間撮影、 アラーム機能、スマホから相互音声会話対応
南種子町の中心地、今はファミマになっていますが、当時はエブリワンだった
当時は、個々のコンビニはエブリワンだったんですね。懐かしい。
CGで書いたと思う位の美人さんです。
なぜか沢山撮影してしまうカメラマン
よさこい参加全チーム合同で出陣
薩摩源氏蛍、よーらーいking、しまこいの合同でのよさこいです。
カメラマンは何が何だかわかりませんが、踊っていると何だか楽しそうです。
踊り(昼の部)が終わってくつろぐよさこいさん達
種子島のロケット祭りの魅力とは?夜の部
南種子町総合グランドでのステージパフォーマンスが凄い
ステージ上でも、よさこい踊りがあり、ゲストのショーも有るなど盛りだくさんです。
いつも仕事が終わってから体育館などで練習している彼女たちですが、晴れの舞台に大いにはじけます。
昼間も踊ったのに夜も踊りまくりです。
しまこいはゲストのバックステージでも踊っちゃいます。
ロケット祭りの大トリは一万発の花火とレーザー光線のイルミネーション
種子島のお祭りの花火は、かなりの至近距離で打ち上げられますので、ド迫力です。
花火の残骸がバンバン降ってきますが、島の方たちは気にしません。
グランドの向こうは火の海に見えるくらい花火の連射ですが、その近くには消防車も待機して、安全を確保。
種子島特有の風で、花火は不思議な形になります。
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種子島のロケット祭りの魅力とは?まとめ
種子島でも最大規模のお祭り「南種子町ロ南種子町のロケット祭りまとめケット祭り」ですが、このお祭りを撮影すると大変な枚数になります。
この枚数でロケット祭りの本当の楽しさを紹介することは難しいのですが、種子島の夏祭りの雰囲気が伝われば嬉しいです。
最後まで見ていただきありがとうございました。
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