プロサーフィン大会は豪快な写真が撮れるチャンス、撮影の穴場について
プロサーフィン大会で豪快な写真を撮りたい場合、穴場が有ります
JPSAプロサーフィン大会は、全国のトッププロサーファーさん達が集まりますから、サーフィンファンはだけでなく、カメラマンもワクワクですよね。
JPSAサーフィン大会でカッコいいトップサーファーさんの素晴らしいライディングを撮りたいのはカメラマン共通の願いだと思います。
でも、公式カメラマンではないカメラマンがプロサーフィン大会を撮影する時は、ベストポジションを確保できない場合が多いです。
でも諦めないでください。
私も何度か撮影してやっと気が付いた、公式カメラマンでもなかなか撮れない撮影の穴場が有ります。
見本として、当サイト管理人Shige-pのインスタグラムから、JPSA2019ルーキーオブザイヤーに輝いた年の都築虹帆プロの写真を紹介します。
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女子プロサーファーの場合、競技中にはあまり見られない豪快なエアーをを見ることは少ないのですが、都築虹帆プロが、競技エリア以外ではしっかり見せてくれています。
いきなり『プロサーフィン大会の撮影の穴場』の結論
- 大会開催中の競技エリア外(試合直前の気合の入った豪快な写真)
- 大会前日の競技会会場(調整含めて、難易度の高い技が出る)
- 大会終了翌日の早朝(帰る前は、ぶっとびライディング)
全て、大会本番中の競技エリア以外の場所や時間です。
えっ?と思われた方も居るでしょう。先ほどの都築虹帆プロの写真は、JPSA種子島の競技中に、競技エリア外の場所で撮った写真ですが、プロ大会中は、競技中よりもそれ以外の場所や時間で豪快な写真が撮れるのです。
競技中とは一味違う、競技場所以外での写真!
プロの事情をサーフィンの採点方法から考えてみる
サーフィンの競技は、20分から30分の限られた時間内で得点を競い、ベスト2スコアの合計で競われます。
つまり、競技中のプロサーファーさんは、まずは勝ち残りが最優先ですから、ある程度の高い得点を2本を揃えたいと考えます。
この時、成功すれば高得点だが、失敗すれば得点になりにくい大技はちょっと封印して、まずは確実にポイントをたたき出す作戦で来るはずです。
つまり、競技中は、持てるすべての力を出してこない可能性が高いのです。
プロサーファーさん達が大技を繰り出す場合は、ほぼ勝ち上がりが確定した場合や、どうしても一発逆転したい終盤、滅茶苦茶良い波を捕まえた場合などに限られるでしょう。
競技中以外のプロサーファーさんが凄い件
トッププロたちが集まるJPSAですから、サーフィンの技も迫力も一流です。
特に競技前のプロサーファーさんは、ボードの選定などを含め、全力で調整してくるので、本当に凄い写真が撮れます。
大会前日のプロサーファーさんの写真も凄い件
前日のプロサーファーさん達の凄すぎっ!ていう写真は、私のインスタに沢山有りますが、もう1枚紹介します。
これは、2018年に行われた JPSAショートボード第6戦で種子島に来ていた西本ジュリプロですが、JPSA種子島大会前日の撮影です。
体の位置と頭の位置を見比べてみてください。凄すぎです。
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サーフィン競技エリアの隣、競技エリア外が宝の山だった
サーフィン撮影は、もちろん競技本番を撮影するのが王道ですが、その隣の競技エリア外は、実はお宝の山だったりします。
フィニッシュを考えず思いっきり飛んでいたり、難易度の高い技をポンポン繰り出していますから見逃せません。
もっと早く気が付けば良かったと後悔しています。
競技エリア以外は、競技用ゼッケンをつけていない
サーフィンの大会で着用する、赤、白、黄、青のゼッケンですが、競技中に選手が誰で有るかを間違いなく見分けることが出来ますし、サーフィン競技を大量に写真を撮影した場合、撮影時刻とヒート表を確認することで、そのプロが誰だかわかります。
でも、写真的にはこのゼッケンが邪魔だと感じます。
特に女子プロサーファーさんは、素敵でおしゃれなウエアを着用していますが、競技用のゼッケンをつけると、それが全く見えなくなってしまいます。
競技エリア外の写真は、サーファーさんのウエアが見ることができますから、写真も綺麗ですし、個性も見えますからおススメです。
また、男子プロは滅茶苦茶飛んでくれますから、これも楽しいです。
ただ、競技以外の場所で乗っている場合、プロサーファーさんを熟知したカメラマンでない場合、いったい誰だかわからないという欠点が有りますが、インスタでご本人様から連絡が来たり、誰かが教えてくれます。
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大会前後も撮影の大チャンス
プロサーファーさんは、大会前日までには会場に乗り込んできます。
当然競技会場で試し乗りをするはずですから、プロがガチで気合を入れたサーフィン撮影の大チャンスです。
大会が終わっても予備日など日程の都合も有り、プロサーファーさんは翌日も現地に居る場合も有ります。
大会明け翌日は、大会用の邪魔な設備は有りませんからこれまた撮影のチャンスです。
つまり、大会本番以外にもトッププロサーファーさんを撮影する大きな穴場があるのです。
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プロサーフィン大会は豪快な写真が撮れるチャンス、プロ大会の概要
種子島JPSAプロサーフィンツアーについて
種子島では、過去3回、JPSAジャパンプロサーフィンツアーが行われた
せっかくのJPSAの記事ですから、種子島で行われたJPSAについても書いておきます。
種子島では、JPSAサーフィンプロ大会が過去3回開催されています。
①JPSAジャパンプロサーフィンツアー2017 ショートボード第6戦
9月21日(木) ~ 9月24日(日)
何と、賞金総額・ツアーポイントとも2倍になるダブルグレードでの開催です。
残念ながら、この大会時点で、私はまだサーフィン写真を撮っていませんでしたので撮影は有りませんでした。
②JPSAジャパンプロサーフィンツアー2018 ショートボード第6戦
9月27日(木) ~ 9月30日(日)
私は、ここから種子島のサーフィン大会の撮影に参加しましたが、当時は撮影機材が普通の望遠レンズ(400mm)でしたので、画質がイマイチでしたが、私のインスタに乗っています。
この大会も、賞金総額・ツアーポイントとも2倍になるダブルグレードでした。
③JPSAジャパンプロサーフィンツアー2019 ショートボード第5戦
9月19日(木) ~ 9月22日(日)
『サーフアイランド種子島』のタイトルが冠された大会です。
勿論撮影しましたが、この時の撮影総枚数はかなりの数で、ほんの一部だけインスタに載せています。
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2020年のサーフィン大会から、コロナの影響が出て、開催中止
④2020年 JPSA主催のサーフィン大会がすべてなくなる
日本プロサーフィン連盟(JPSA)から2020年っシーズンのツアー開催中止が発表されますが、他の大会も行われないため、サーフィンのオリンピック代表選考などがドタバタに。
⑤2021年第1戦 開幕戦で種子島プロの予定だったが、コロナであえなく中止
開幕戦として、5月17日(月) ~ 5月19日(水) に種子島で開催予定でしたが、離島への感染などを配慮し開催が中止されています。残念でした。
2022年は種子島での開催は、なし
種子島大会は、種子島の自治体によるプロサーフィン大会の誘致によるものでしたが、3年間の誘致予算などの都合や、他諸事情が有ったとは思いますが、2022年は種子島でのJPSAサーフィン大会は有りませんでした。
私は種子島でのプロサーフィン大会の開催を心待ちにしています。
2023年度JPSA種子島開催が発表
2023年度は、なんとショートボード、ロングボード共に種子島で初戦がスタートします!
そしてショートボードのプロトライアルも初戦の種子島で同時開催されるとの事です。
4/10~4/13(予備日14日)の予定です。
JPSAプロサーフィン大会での一般カメラマンの撮影は?
一般撮影は、勿論可能ですが。やはり普段と違ってかなり制限が有ります。
一般カメラマンはベストポジションを確保できない
大会本部前など、サーフィン撮影のベストポジションの確保は現実的に無理です。
大会のジャッジの邪魔にもなりますし、公式カメラマンやビデオ撮影が有りますから、一般カメラマンの撮影は大きく制限されます。
公式撮影やライブ中継が優先になりますから、一般カメラマンは競技の邪魔にならない位置での撮影になります。
ポジション移動も、普段と違って迂回が必要
大事なJPSA公式撮影やビデオ撮影などのカメラ前を横切るのは、同じカメラマンとして避けたいと考えていましたので、本部席の後ろを通るなど大きく迂回して歩く必要が有ります。
普段撮っている海岸が様変わりする
地元の大会ですから、大会開催ポイントの撮影しやすい場所はわかっていますが、プロ大会の場合、大会本部テント(ジャッジ席、ナレーションなど)、出場選手のゼッケンの受け渡し用ブース、選手待機専用テント、撮影用カメラマン用テント、音響設備や各種やぐらなど、普段ないものが設置されます。
また、選手用の食事ブース、地元の観客用テントなども設営されますしから、いつもの場所がすっかり変わってしまします。
現場の状況を見て、撮影場所を臨機応変に変更する必要が有ります。
波の状況で競技スケジュールや場所が変わる
種子島大会の場合、会場がメイン会場とサブ会場が指定されています。
私が参加した2回の種子島サーフィン大会は、いずれも1日目は竹崎海岸ホテル前ポイント、2日目はよきのポイント(熊野海水浴場)でした。
波の状況などを判断して適切なポイントが選定されますので、場所が変わりますが、距離が離れている場合は移動や駐車場を探すのも大変です。
種子島の場合、前日の情報収集が大事です。
過密スケジュールになる場合もあり、日の出前の早朝薄暗い時間から競技が行われる
種子島の場合、5時台はまだ日が出ていません。
サーフィン大会は期間が決まっていますから、試合をこなすために、1日のスケジュールが過密な状態で行われる場合が有ります。
この場合、早朝の日の出前から競技開始になりますが、薄暗いため目視で確認はできますがカメラマンにとってはかなりの悪条件での撮影となります。
日の出前のサーフィン写真は暗すぎるのです。
種子島特有のスコールで逃げ惑うカメラマン達
種子島は、晴れていてもいきなりスコールが来ますので、内地から来たカメラマンさんたちはこのスコールで慌ててテント下などに退避していました。
私は、慣れていますから雨の中撮影を続けていましたが、スコールが来たときは海岸にはカメラマンが私以外誰も居なくなってちょっと驚きました。
JPSA種子島で、よきのポイントで行われた2回とも大雨が降りましたが、晴れていてもスコールに備えてカメラはタオルとビニール巻き、カッパと傘を常時携帯して撮影するのは私にとって標準装備でしたが、内地から撮影に来る場合は急な雨対策も大事です。
サーフィン大会は、雨で中止になるはずはないですから(笑)
プロサーファーさんは気さくで良い子たち!
始めて会う離島の変なカメラマンでも、プロサーファーさん達は気さくに相手をしてくれます。挨拶もきちんとしてくれますので、本当に素晴らしいです。
流石に競技前や競技中に話しかけることは遠慮していますが、競技が終わってくつろいでいるプロサーファーさん達に、恐る恐る『撮ってもいいですか?』と聞いてみると快諾していただけました。
SNS等の投稿も併せて確認すると、むしろ載せて欲しいと言われる場合も有ります。
やはりプロですから、名前と顔を売るのも大事な戦略なのでしょう。
大会撮影中、スマホでプロサーファーさんのプロフィールなどを検索しまくりますが、年齢が若いことにも驚きます。
幼いころからサーフィンを始めたプロも多く、そんなに若くからプロを目指している事にも敬服してしまいます。
インスタでは複数枚を重ね投稿していますので、1枚だけ抜き取ってピックアップしました。
JPSA種子島、よきのポイントでの撮影です。
左から、川瀬心那プロ、西元ジュリプロ、渡部愛プロ、西元エミリプロですが、楽しそうな笑顔に癒されます。
私のインスタには、プロサーファさんの写真もかなりの数が有りますので探してみるのも良いかもしれません。
JPSA種子島大会を応援している観客が緩~い感じがGOOD
何といってもスローライフな種子島ですから、観客もゆるーい感じですが、これも風情があっていいじゃないですか。
これは、競技中のインターバル中に観客を写した写真ですが、まさに時間がゆっくり流れる錯覚を起こす種子島です。
また、私が海岸よりも遥か後方、いかに遠くから撮影しているかがわかるかと思います。
プロサーフィン大会は豪快な写真が撮れるチャンス、まとめ
今回はJPSAなどプロサーフィン大会でサーフィンを撮影しようと思った場合、本競技だけでなく、他にもビッグチャンスが有ることをお伝えしてみました。
サーフィンに興味が有る方は、ぜひカメラを持ってサーフィン大会に行ってみてください。
人生が変わるかも知れません。
また当ブログに登場いただいているすべてのサーファーさん達には感謝の気持ちで一杯です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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