種子島の写真を整理していたら、えらく古い写真も出てきます。
削除するなら、「懐かしい写真」として公開した方が、地元の方々も懐かしいでしょう。
特に大きな意味は有りませんが、懐かしい写真として紹介します。
写真を上の方に配置しましたので、文字を読みたくない方は、上の方だけご覧ください。
種子島のふるさと祭りの昔の和太鼓演舞を紹介します
島の方が見たら、「えっ!若ーい!」って思うでしょうね。
これは、種子島の南部、南種子町の旧南高跡地での2014年9月に撮影した写真です。今から約10年前ですね。懐かしいです。
当時は、まだ高校跡地が生々しい感じでした。
種子島は和太鼓が盛んで、よさこいチームで踊りながら太鼓も叩く方が沢山います。
今回は、細かい解説なしで、写真を掲載します。
オープンしたばっかりのトンミー市場があります。
何気ない行事の写真が、数十年後に貴重な資料になることについて
何気ない行事の写真は数十年後に貴重な資料となる可能性があります。
写真はその瞬間を記録する媒体であり、時間の経過とともに歴史的な意味を持つことがあります。
以下に、何気ない行事の写真が貴重な資料となる理由をいくつか挙げます。
社会的・文化的な変化の記録
:数十年後、当時の社会や文化がどのように変化してきたかを知るための貴重な情報源となります。人々の服装や髪型、使用されているテクノロジー、広告や看板などの背景に写っている情報から、当時の風俗やトレンドを知ることができます。
人々の関係性や日常生活の記録
写真は人々の関係性や日常生活の一瞬を捉えることができます。家族や友人との交流、特定の場所やイベントでの活動、子供の成長など、写真に写っている人々の人生の断片を伝えることができます。
これらの写真は、後世の人々にとって貴重な家族史や社会史の資料となります。
建築や風景の変化の記録
都市の発展や建築物の変化は、数十年後には大きな違いをもたらすことがあります。写真に写っている風景や建物は、当時の都市や地域の姿を伝える重要な情報源となります。
また、保存された写真が建築の設計や修復、景観の再生に役立つこともあります。
歴史的な出来事の証拠
何気ない行事の写真が、後に歴史的な出来事の証拠となることがあります。
たとえば、政治的な集会やデモ、災害や事件の現場などが写真に収められている場合、後世の研究者や歴史家が当時の状況を詳しく調査するための重要な手がかりとなるでしょう。
これらは一部の例ですが、何気ない行事の写真が数十年後に貴重な資料になることがあることを示しています。
写真は私たちの過去を伝える窓であり、貴重な情報を提供する手段です。
そのため、写真は歴史的な価値や文化的な遺産を保存するために広く利用されています。
何気ない行事の写真が貴重な資料になる要因
人々の感情や思い出の記録: 写真には人々の感情や思い出が刻まれています。
笑顔や涙、驚きや喜びなど、その瞬間に感じた感情が写真によって伝わります。
これらの写真は、当時の人々の思い出や感情の断片を伝えることができます。
人間の生活や感情は社会の重要な部分であり、それらを記録することは文化的な意味を持ちます。
また、時代や社会の変化の証拠: 数十年後には、社会や文化、政治の大きな変化が起こることがあります。
写真にはそれらの変化が現れることがあり、当時の時代精神や社会的な風潮を反映しています。特定の時代や社会の写真を見ることで、その時代の特徴や価値観を理解することができます。
芸術的・美学的な価値: 何気ない行事の写真には、芸術的な価値がある場合もあります。
撮影者の目線や構図、色彩などが写真に表現され、美学的な魅力を持つことがあります。これらの写真は、芸術作品として評価されるだけでなく、当時の視覚的なトレンドや美意識を伝える重要な資料となります。
写真は時間を超えて情報を伝える媒体であり、貴重な資料としての価値を持つことがあります。
何気ない行事の写真が数十年後に貴重な資料になるかどうかは、その写真が捉えている内容やコンテクスト、保存状態などに依存します。
しかし、適切に保存され、適切な文脈で研究や閲覧が行われる限り、これらの写真は歴史や文化の一部を伝えるための重要な資源となるでしょう。
古い写真が、後々貴重な資料となった具体例
以下に、古い写真が後に貴重な資料となった具体的な例をいくつか挙げます。
ドロシー・ラングの"Migrant Mother"(移民労働者の母): 1936年にアメリカの写真家ドロシー・ラングによって撮影されたこの写真は、大恐慌時代のアメリカを象徴する作品として広く知られています。
写真はカリフォルニア州で困窮する移民労働者の母親を捉えており、当時の貧困や難民の問題を浮き彫りにしました。
この写真は後にアメリカの歴史の一部となり、社会学や人類学の研究において貴重な資料として活用されています。
第二次世界大戦中の写真
第二次世界大戦中に撮影された写真は、戦争の様子や当時の社会状況を伝える重要な資料となっています。
たとえば、ユダヤ人の迫害や収容所の写真は、ホロコーストの実態を示す証拠として重要な役割を果たしています。
また、戦場や兵士たちの写真は、戦争の戦術や生活の一端を伝える貴重な資料となっています。
オリンピックで行われた200メートル競走の表彰式
ジョージ・メンデサの"Tommie Smith and John Carlos at the 1968 Olympics"(1968年のオリンピックでのトミー・スミスとジョン・カルロス): 1968年のメキシコシティーオリンピックで行われた200メートル競走の表彰式で、アメリカのトミー・スミスとジョン・カルロスが黒人差別への抗議として黒い手袋をはめて黒人解放の姿勢を示した瞬間を捉えた写真です。
この写真は社会運動や人権の歴史において重要なアイコンとなり、後世に残された証拠として貴重な資料となっています。
広島や長崎の原爆投下後の写真
広島と長崎に原爆が投下された後、被爆した都市の惨状を写真に収めた記録が残されています。
これらの写真は、被爆の影響や被災者の苦しさを伝えるための重要な資料となっています。
被爆直後の写真は、建物の破壊や人々の悲惨な状態を捉えており、その後の復興や平和への願いを伝えるために利用されてきました。
これらの写真は、核兵器の破壊力や人道的な影響を伝えるための証拠として世界中で注目され、平和活動や核軍縮の推進に寄与しています。
ヴィヴィアン・メイエの未公開写真
フランス出身のストリートフォトグラファーであるヴィヴィアン・メイエは、1950年代から1980年代にかけて撮影した数千に及ぶ写真のうち、多くは彼女の生涯を通じて未公開のままとなっていました。
しかし、彼女の写真は後に偶然発見され、世界中で高い評価を受けることとなりました。
彼女の写真は当時の都市の風景や人々の生活を捉えており、社会史や芸術史の観点から貴重な資料とされています。
これらの具体例は、古い写真が後々に貴重な資料となったことを示しています。写真は歴史や文化の断片を切り取ることができるため、後世にとって重要な証拠や情報源となることがあります。
また、技術の進歩や保存方法の改善により、古い写真の保管とアクセスが容易になっているため、これらの資料がより広く利用される可能性も高まっています。
つまり、私のHDDに写真を眠らせておくのは、勿体ないこと
人類の歴史を刻んだ写真ですが、多くのカメラマンは、自分の場板に保存して、いずれ消えていきます。
勿体ないですね。歴史的にも価値があるものです。
私も、偶然に10年前のSDに残っていた写真を発掘しましたが、ある程度選別して、公開しておくことにしました。
今は、何気ない写真ですが、100年後、1000年後の種子島の貴重な資料になることを祈っています。
種子島のふるさと祭りから、昔ながらの和太鼓演舞を紹介 まとめ
10年前の種子島の和太鼓はいかがだったでしょうか。
当時の機材は、まだそれなりでしたので、描写が甘いのですが、時代を感じる写真ではないでしょうか。
こういう何気ない記録ですが、種子島の方々が生きてきた証ですし、また20年後、50年後、100年後には、時間の経過と共に、歴史的にも貴重な資料になるでしょう。
最後まで見ていただきありがとうございました。