サーフィン写真だけ見ている場合、どんな機材でどんな場所から撮ったのだろうって考える方は非常に少ない様です。
サーフィンの撮影は、海岸から撮るのが一般的ですが、その場合、手前の波が邪魔になったりすることが多々あります。
私は、少しでも高い位置、例えば崖の上から撮影をしています。
ちょっと高い位置からの撮影は、一味違うサーフィン画像を提供してくれます。
サーフィン写真を是非ゆっくりとお楽しみください。

こんなに上から撮っていますので、波の状態が判りやすいのです。
サーフィン撮影は、少し高い所から!サーフィン写真について解説
決まれば良い絵が撮れるドローンですが、サーファーさんの協力が不可欠で実用的でない
サーフィンのドローン撮影は、オリンピックでも実施されなかったようですが、諸事情が有ります。
ドローンの試験飛行
私もドローンの試験のため、無線免許を取得したり、トイドローンを飛ばしてみましたが、これ、サーファーさんに「30m以内にドローンで接近して良い」という同意が必要なのです。
海の全サーファーさんの許可を撮るのは、実質無理な話です。
また、ドローンの飛行は、事前に飛行経路等の申請等、法的な問題も多く、申請が不要なトイドローンは、風に弱いため、全く実用になりませんでした。

サーフィン撮影は少し上から
ドローンは、電池の都合で、1回当たりせいぜい15分程度の撮影
ドローンを飛ばしても、良い波がしばらく来なければ全く意味がないのですが、10分や20分間、波が来ないなんてざらにあります。
私は、波待ち時間は、水分補給したり、おにぎりを食べていますが、ドローンだと操縦でそれも無理でしょう。
ですから、常に良い波とプロのサーファーさんの協力がなければ良い動画撮影は厳しいです。

サーフィン撮影は少し上から
ドローン撮影は、サーファーさんもプロ級の技量が必要
初心者サーファーさんをドローン撮影して、何か意味が有るのでしょうか。
撮られるサーファーさん側も、大変な技量が必要なのです。
また、30秒以上乗れる波が必要ですが、サーフィン動画や写真をたくさん見ている私でも、日本ではそういうポイントは、なかなか無いです。
台風接近中の強風時は撮影できない
海外の、晴天でも良い波ならいですが、種子島は、良い波の日は、天気が良くない場合が多々あります。
風が強いとドローンにとって最悪です。オフショアの風に、海岸に帰ってこれない場合が多く、私の場合、ドローンは海の藻屑となってしまいました。

サーフィン撮影は少し上から
GoProなど水中カメラはド迫力だが、撮影時間に限界が有る
水中カメラは、陸上からの撮影では決して撮ることができない迫力ある映像が間違いなく撮れます。
でも一発勝負で、大量の画像撮影は出来ません。
カメラマンも泳力が必要
私の場合、無理です。あっさり諦めました。
私も高齢者に近い感じですので、おぼれてしまっては意味が有りません。

サーフィン撮影は少し上から
電池やメモリーなど、撮影時間や枚数に限界
圧倒的に撮影枚数に限界が有ります。またシーリングからの水漏れなど、トラブルが多発します。
海中でもメモリーや電池の交換はほぼ無理でしょう。
サーファーさんの協力が必要
改修撮影は、誰でも構わず撮影ができませんし、サーフィンのまさに進路上で待ち構えますから、大いに邪魔になります。
サーファーさんの理解と協力がどうしても必要になります。
サーフィン撮影は、少し高い所から!サーフィン写真について、詳細な解説
私がもっぱら行っている陸上からのサーフィン撮影の特徴について述べます。

サーフィン撮影は少し上から
陸上からの撮影について
陸上からのサーフィン撮影は、一番現実的ですし、何といっても失敗が殆ど有りません。陸上撮影の主な特徴を述べます。
スタンバイが簡単
現地に着いてから、すぐに撮影が出来ます。
機材は、周りに放り投げてもOKなのが最大の強みです。また、椅子や水分補給、食料、サブカメラなど、たくさんの機材などを持ち込むことが可能です。
長時間撮影が可能
メモリーやバッテリーは、予備を持参することで、長時間撮影が可能です。プロサーフィン大会など、朝から日没までの撮影も対応が可能です。

サーフィン撮影は少し上から
大量の撮影枚数
沢山の写真を撮影できます。また三脚を使えますので、連続写真撮影に非常に有利です。
競技者のほぼ全員の撮影が可能
陸上からなら、サーフィン大会の全容が見えますので、競技者のほぼ全員の撮影が可能です。
サーファーさんとのコミュニケーション
サーフィンの入水前や上がってくる時に、コミュニケーションを取ることが可能です。
これは、SNSなのの掲載許可を含めて、容易に確認が取りやすいのです。

サーフィン撮影は少し上から
少しでも高い所からの撮影するメリット
陸上からの撮影は、少しでも高い位置が有利です。
手前の波の影響を受けにくい
海岸近くを歩いてサーフィン撮影をするカメラマンは沢山いますが、意外にも、手前の波で後ろのサーフィンを撮影できない場合が多々あります。
少し小高い所からの撮影は、手前の波の影響を軽減できるため、非常に有利です。
パースを利用して、ちょっと違う絵ができる
すこし高い所から撮影していますので、他のカメラマンはちょっと違った写真が撮れます。
プロサーファーさんのライディングの撮影には最適です。

サーフィン撮影は少し上から、これだけ荒れてもサーファーさんが確認可能
雨よけや日よけの場所を選択することが出来ることが有る
車のハッチや、天然の日よけなど、場所を選ぶことで、海岸よりも快適に撮影できることが有ります。
またいずに座って撮影可能ですので、長時間撮影に向いています。
後ろ姿などを撮影しやすい
夕日の中のサーファーさんの後ろ姿などを撮影しやすいのも特徴です。
波の状態が手に取るようにわかる
サーファーさんより、かなり上から見ていますので、波の状態が実に把握しやすいのです。
遠くのうねりも見えますので、もうすぐ来るなという、事前の準備も可能です。
また、サーファーさんが必死にパドリングしていても、「それは頑張っても無理!」と見極めをつけやすいので、無駄なシャッターを切らずに済みます。
撮影場所から、ちょっと引いた写真を紹介しましょう。ここは、ちょっと極端に崖の上から撮影できるポイントなのですが、私の撮影はこんな感じで、可能な限り高い所から撮影しています。
写真を見ると、次に来るうねりも手に取るようにはっきりとわかります。サーファーさんが見えない、かなり沖の方まで発生しているうねりを見ています。

サーフィンは少し上から撮ると有利、うねりが一目瞭然
このように引いた写真だと、かなり上からの撮影であることが判りますが、1000mm砲でサーフィンを拡大しますと、上からの撮影とは気が付かない感じになります。

サーフィンは少し上から撮ると有利、このうねりでは乗れない感じが上からですとすぐに判ります。
少しでも高い所からの撮影するデメリット
とにかく暑くて虫が多い
海に足首だけでも入れば、体も冷えるのですが、高い所は、熱中症と虫との闘いです。
アブに耳を刺されまくって、耳から血が止まらないなんてことが有ります。
超望望遠レンズが必要
少し小高い所は、海岸からかなり離れていますので、普通の400-500mm望遠レンズでは、サーフィンの撮影にはちょっと足りません。
私の場合、35mm換算で1020mmレンズを使用していますが、超望遠レンズは、その分、手振れや風の影響を強く受けます。

崖の途中から撮影は、虫対策が必要
サーファーさんとのコミュニケーションが取りにくい
入手前や、海から上がってくるサーファーさんとは、距離が離れすぎていて、コミュニケーションが取りにくい事です。
崖などは、危険
高い場所が無くて、私の場合、海岸沿いの崖に陣取ることも有りますが、転落の危険が有ります。
崖に陣取る私の姿を見たサーファーさんは多いのではないでしょうか。

手前のススキがかすかに写っていますが、サーフィンは少し上から撮ると、手前の雑草対策も必要です。
堤防などに陣取ると、土用波に機材一式をさらわれる危険
海の波って、8時間に1回くらいは、物凄い大波が来るんですよね。いわゆる「土用波」です。
不用心に堤防に陣取って撮影していると、この大波で、機材一式を海にさらわれます。
機材は紐で繋いでおくなど、ちょっと工夫をしておかないと、機材一式が海に沈みます。
移動が困難
サーフポイントから離れた場所、例えば崖の途中に陣取って撮影していて、そこにプロサーファーさんが入水、あれ、大分離れた位置だなっていう場合、移動が困難です。
上手なサーファーさんは、カメラマンは良く知っていますので、無理してでも移動しますが。

少し上から見ていると、この波は捕まえそうだという感じが良くわかります
サーフィンのサーフィン撮影も、結局おなかが空くのです
当サイトの管理人が、かなり力を入れて書いた、種子島のグルメ記事も併せてご覧ください。
きっと参考になります。
サーフィン撮影は、少し高い所から!サーフィン写真について まとめ
サーフィン撮影は、少し高い所から撮影すると、ちょっとだけ良い絵が撮れることはお判りいただけたでしょうか。
もちろんデメリットも沢山ありますが、いずれも許容できる範囲のものです。
当サイトの画像は、他のカメラマンとは、ちょっと違う角度で撮影しているものが多いのです。
最後まで見ていただきありがとうございました。